久しぶりに会う友とのランチにルンルンで家を出た。


近所のコンビニ脇道から上下チグハグな服装で、電動自転車に乗った女性が視界に飛び込んで来た。


自転車のサドルの派手さで直ぐにI奥さんだと分かった。


振り向きI奥さんを見た。


奥さんも私を見た。


奥さんは自転車を止め私を睨みつけている。


私も睨む。


暫く二人して睨み合い。


時間の無駄ではあるが、奥さんと会った事はチャンスかもしれない。


私は奥さんに近づき「あのね、Tさんに声を掛けられたからと一緒に草むしりしなくても良いでしょう。また疑われますよ」


I奥さん「うん?なによ!○✖️△!○✖️△!」と鼻マスクしながら興奮気に言い、手で私をシッシッと払う様な仕草をした。


奥さんのあまりの滑舌の悪さに「うん?何よ!」しか聞こえなかった。


私にシッシッとした後、振り向く事なく自宅方面に戻って行った。


奥さんの滑舌の悪さと容姿の変化に驚いた。


目元は険しくシワだらけ、腕はガリガリで今にも折れそうだった。


少なくとも私とランチしていた頃の目元の優しかった奥さんとは全くの別人になっていた。 


4人の輩達にとって嫌がらせはゲーム。


我が家が不快、不安になる事を考え、楽しみながらゲームをする。


ゲームをする事で我が家が逃げ出すと思っていたのだろう。


が、残念、私のメンタル(家族もなかなか)が鉄並み以上でメゲず、打ち合わせ通りにゲームを終わらせる事が出来なくなった。


【ここでメゲたら輩達の思う壺。

自分が決めて後悔するなら受け入れられるが、輩達にやられて後々まで引きずるような後悔は自らを苦しめるだけで、自分には合っていない。

そんな後悔だけはしたくない。

まだまだ自分はやれる。

やるだけやってどうしてもキツくなったらその時は潮時だと腹を括れば良い。

自分には選択肢は沢山ある。

なら自分が納得するまで戦うしかない】


輩達が何もせず大人しくしていれば私に出番はないが、今までやりたい放題の嫌がらせをされ、それに対し反省を求めた文書を渡してあるにもかかわらず無視し、ミニコーンを新たに置き、隠しカメラは撤去せず、、、このまま目を瞑っていたら輩達は図にのり嫌がらせをエスカレートさせるかもしれない。


これ以上の嫌がらせを阻止する為には、徹底的にやるしかないが、最近何か変わって来ている気がする。


私は自分の背中を押した。


進んだり戻ったりとシンドイが、最後まで自分の力を信じガンバレ!と。


人間は自分が思う程ヤワではないらしい。