何回目かのランチの席で、iさん「ウチの主人大蔵省に勤めてたの。息子は私の幼稚園からの親友の美容室で会計士してて、、彼女、凄いやり手で、何店舗も店持ってるの。凄い金持ち!
買い物は新宿伊勢丹の外商よ。宝石もぜんぶ伊勢丹なの!」
などなど色々聞かされ、あいだに私や家族の事、また、家の間取りなど聞かれたが、こればかりは意識し手短にサラッと答えた。

ある日突然、ピンポンとチャイムが鳴り出てみたら、ピアス入れ?リング入れ?みたいな小さなキラキラした容れ物を差し出され、「貴女、今日、誕生日でしょう。買ったの。使って」と、包装もされていない容れ物を渡された、
一瞬、(家に置いてあったのかな?思い出して急遽持って来てくれたのか?まさか、、、そんなのバースデープレゼントにはしないよなぁ〜)と思いつつも
「良く覚えていてくれましたね。ありがとうございます」とお礼を伝えた。

iさん「友達と一日違いだから、覚えていたの」

半年後には、iさんのバースデー
私も気に入って使ってる鏡をプレゼント。
iさん、前々から欲しかった!と喜んでいた。


それから三回程、お互いにプレゼント交換したが、何故か包装は常にされていなかった。

あからさまにイミテーションと分かる真珠のチェーンの時は、シワっぽい紙袋に入れられ
「これは、私がよく行く玉川学園の宝石屋で作ってもらったものなの」と言ってた。

数回つけたら、所々色が変色した。


その頃には、ランチの席で、近所の裏話を聞かされても(本当かなぁ?あの人が?、、ありえなさそう…)など不信感を抱きながら聞くようになっていた。

自宅に戻り、(上手に距離を開けよう。iさんとは合わない。こちらからは誘わないようにしよう、、誘われても上手に断らないと!!)と、ランチした事を徐々に後悔するようになっていた…