こんにちは!
 
韓国ドラマ、≪サイムダン≫の中で、当時の巨匠絵師
安堅(アンギョン)の描いた山水画の傑作
 
≪金剛山図≫をめぐって、話が展開されていきます。
安堅(アンギョン)??
 
聞いたことがある。。。と思ったら、日本の国宝である
≪夢遊桃源図≫の作者でもある事を思い出しました。
 
韓国の国宝中の国宝がどうして日本の国宝となって
しまったのか、調べてみたんです。
 
(ネット画像を編集済)
 
2009年の新聞よると9月28日、
 
韓国博物館開館100周年記念特別展が開催され
日本天理大学所蔵とある、安堅(アンギョン)作
 
≪夢遊桃源図≫が海を渡る宝物として、
17年ぶりに韓国の地を訪れた、
 
と表現されていました。
 
その記事によると、1453年朝鮮国内の内乱の中
行方不明になったその≪夢遊桃源図≫は、
 
ずっとのちの時代、しかも日本の鹿児島県、島津家の
所蔵品として見つかり、それは1939年
 
日本の国宝に指定されたとあり、後1950年初めに
売りに出されてしまったという。
 
その時天理大学が購入したため、現在は日本の
国宝≪夢遊桃源図≫は、天理大学所有していると
言うことなのです。
 
韓国の国宝中の国宝≪夢遊桃源図≫は、当時
数千ドルという高価だったため、韓国は買い戻すことが
出来なかったとありました。
 
ドラマ≪サイムダン≫の人生も、波乱万丈に描かれて
いますが、≪夢遊桃源図≫も日本にどのように
 
わたったのか、行方不明となっていた期間には
関わった人たちも絵画同様波乱万丈のドラマが
 
あったのだろうと、想像してしまいます。
ですが、焼失せずに400年の間保存してくれた人たち
の存在あればこそを思うと、
 
本物の芸術作品は国を超え、誰にでも愛され
守られるに値する、有り難いものなのだなと感動
しました。
 
≪金剛山図≫と同じ作者、安堅≪夢遊桃源図≫
の波乱万丈の行方をたどってみました。