③~
自然の岩、トルコ絨毯
壁のタペストリー
洞窟ホテルはとっても素敵
部屋の中を見て回った時
心の中ではそんなふうにいろいろ思ってたのに
音声にした初めての言葉が「ユナクさんお風呂も素敵ですよ!!」だったから
何?一緒に入りたいの?ってユナクさんはもうその気になってしまった。
それも含めて
すべてが素敵すぎて
私はすでにフラフラ
ベッドの上に倒れ込むとそのままうとうとしてしまう…
…視線を感じて目を覚ますと隣にぴったりくっついて
ユナクさんが私をじーっと見てた。
かわいい寝顔が見れたからいいよ。
謝る私にそっとKissをする。
長くて甘いKiss…
ユナクさんはそのまま私に覆い被さってきた。
これから食事だから
ダメですよ。
それがダメだよ。
今は僕のいうことを聞きなさい。
もうムリだよ止められないよ何としてでもだよ…
そんな勢いを感じて抵抗できない(*^^*)
無防備な顔で居眠りする葉子が悪いんだ。
すでに観念して無抵抗な私を責める(攻める?)ユナクさんはやっぱりSだ(*^^*)
秘薬を飲んだ時のような妖艶な微笑み
「ずるいです。その顔」
「悪いのは葉子でしょ」
そうやってすねてる顔もかわいいんだからと
そんなに甘い顔で。
そんなに甘い声で。
もう…ユナクさん…って
私もなっちゃうでしょ
ユナクさんの顔が近づく
目を瞑りKissを待った。
ジリりリ…
部屋のTELが鳴る
数秒の躊躇の後ユナクが出た。
「フロントからだよ。夕食の時間どうしますかだって」
ーえっ?
「葉子が決めて」
ーえっと
お腹は空いている
でも今私が欲しいのは…
「ほら早く」
ユナクさんが急かす
ユナクさんが試してる
私は真っ赤になるのを感じながら
ユナクさんの首に抱きついた。
「わかった」
唇に軽くKiss…
「お待たせしました。食事は後でいいです」
フロントに告げ受話器を置くと
その瞬間からしばらく
私たちはふたりだけの自由な時間を許される。
解き放たれる。
葉子ありがとう
食事まだいいって言ってくれて。
ユナクさんは私の上で
私の髪を書き上げながらそう言った。
だって僕もう待てない…
私の耳に頬に
首筋に唇に
ユナクさんはやさしい
Kissの雨を降らせる。
時々響く
ユナクのサランへは
私をますます
溶かしていった。
END☆