11月19日から腎生検をするために入院しました。
腎生検とは、腎臓の組織を取り病気の原因解明や治療をきめることです。
一般的には2つの方法があり、針を刺しての採取か開放しての採取ですが
腎臓はとても出血しやすい臓器で、私達ITPの止血しづらい というリスクが大きな壁となります。
私の浅はかな考えでは、切るよりも刺す方が出血は少ないのでは?と思いました。
ところが針を抜いた後の止血が、体の外部からの圧迫では止まりにくく、大量出血の可能性もマレにあり得るので、開放して腎臓を直接止血する方が確かだと言うことが、先生のご説明で理解出来ました。
最近の血小板は3~5万で、オペに必要な血小板は10万以上なので、いつものようにγグロブリン点滴で血小板UPを図ります。
γグロブリン最終日には血小板が11万に上がっていたので、針による検査の予定だったのに
たった2日で7万まで下がってしまい、開放による検査に変更されました。
全身麻酔は、嫌なんですが出血によるリスクを減らす為に仕方ないそうです。
術後の安静時間もその方が短いと聞いて少しはホットしています。
過去に4回γグロブリンをしましたが、いつも10万越えで一週間後にはピークに達するのですが
今回はSLE(全身性エリテマトーデス)が活性化していて、思うように血小板が上がらず
オペ当日に3万まで下がり腎生検は中止になりました。
腎生検はできませんでしたが、SLEの特徴に6点以上あてはまっているので
投薬治療が開始されました。
ステロイドパルス点滴、50㎎のステロイドと免疫抑制剤です。
これによる血糖値の上昇が懸念されるので、入院延長で様子見です。
入院してから10日が過ぎ、薬の副作用も安定してきたので
11月28日にやっと退院することができました。
12月から仕事に復帰できそうなので良かった。
病名は確定でき、新たに指定難病の申請をして1枚の医療受給者証に2つ目の病名が記載されます。
これから長いお付き合いになるでしょうけど、前向きに考えて
ヘルシーな食事をしてダイエットにもなるかな?
順調にステロイドが減らせて副作用も少なくなっていくといいなあ・・・