目が覚めたらICUで、娘と夫が心配顔で見下ろしていました。                              何か話したと思うけど よく覚えていません。




虚ろな時間が過ぎ気が付くと、右腕が冷たく痛い?  右腕を見ると手首から10cmほど上に点滴の針が刺してあり、そのあたりが変な形に盛り上がっている。これは明らかに漏れているガーン  急に血の気が引いて吐き気がしてきた。ナースコールあせる




程なく適切な処置をしてもらったが、その腕の腫れは数日残り、青痣は腕いっぱいに広がって行き、やがて赤紫に変わり1ヶ月以上消えませんでした。 (へたくそ!)




次の日の昼頃外科病棟に移りました。 両脚にビニールの圧縮ブーツみたいなのを履かされていてプシュー!と空気が出たり入ったりする。 寝返りもママならない体に、これが辛い、暑い・うるさい




3日位して何とか歩けるようになる。血小板17000


12日目、血小板40000 ここで血液内科病棟に戻る。 すでに入院から2ヶ月が過ぎている。


その間 単純ヘルペスや口の中にカビを発祥した。



プレドニンで自己免疫を押さえ込んでいるので 抵抗力なし

2週間が過ぎて 主治医と話す。脾敵の効果なし・・・


何の知識も無く、勉強しようともせず、ただ主治医の言葉を信じて 自分で決断した事だから、誰にも文句は言えません。 退院のめども立たず このままでは職場に迷惑がかかるので、考えた末 電話で辞職を申し出ました。




この頃 同室のNさんは 微熱が続く、お腹の調子が悪いと言っていました。Nさんの手指の爪を見て「あらっ?」


と思いました。爪の根元が全部黒くなっていたのです。いやな予感がしました。


数日後、Nさんは個室に移され 心配で何度も面会をお願いしましたが、看護士さんに「今はまだ・・・」と


断られました。 そしてある朝Nさんの個室から名札が無くなっていて、看護士さんに尋ねると「転院されました」 この言葉はMさんの時にも聞きました。 看護士さんは絶対に口にしないのです。


MさんにNさん 仲良くなった2人の友を失い 自分の先も見えない、心が折れそうでした。ガクリ




手術から1ヵ月後 血小板は20000代が続いていましたが、プレドニン飲み薬だけの治療でしたので「退院したい」と主治医に申し出ました。


1週間後 血小板18000でも退院許可されました。 こまめな通院の約束をして・・・




3ヶ月に及ぶ入院生活、なんども夜中に涙した。 やっと帰れるうれしい


家庭にはまた地獄が待っていても それでも嬉しかった・・・