2年半ぶりに、浄土宗総本山、知恩院に来ました。
今回は、御住職や檀家さん方と一緒にお参りです。
亡くなってから1年後、縋る思いで、知恩院に来たあの時を思い出しています。
まだあの頃は、お参りすれば、祈れば、息子を返してもらえるんじゃないかと心のどこかで思っていた気がします。
もう、そんな縋るような思いは無くなった…と、今日、思いました。
息子は帰って来ない、少なくとも、この世には。
お寺は、息子の世界と、扉一枚隔てた場所だと思っています。
扉一枚で、姿も見えないし、声も聞こえないけど、確かにそこに居る。
私がお浄土に行った時、扉の向こうに行けるし、また逢える。
今は、息子が少しでも安らかにであるように、穏やかであるように、それだけを願って祈ります。