**離婚するまで②の続き**


もう浮気するなら勝手にしたら良い、何人としようが関係ない、店の経営と家に生活費入れてくれたら良いわってなってた。


実際、私も一線は越えなかったけど、好きな人が居たし。ちなみにその人は、うちの担当の社員さんだった方です。夫婦間や仕事のことで悩んでた時、いつも私のこと心配して、支えてくれてた人でした。 その人の存在で当時は頑張れてたな。Oさん、元気にしてるかな?



線維筋痛症や双極性障害の症状、店のことや家庭のこと、色々有りつつ、追われつつも何とかやってたある日、本部の偉い方と担当の社員さんが来ることに。


何と、うちの店舗にゴキブリが出たとか、賞味期限切れの商品が多数置かれているっていうデマが本部に沢山クレームが来た。もちろん、それは全くのデタラメで嘘ばっかり。


それをしかも、元旦那は私には全て隠してた。


おまけに、何回も未送金やらかしてたり、日雇い派遣で出入りしていた若い女に入れあげて、給料を多めに渡したり、店頭の業務を放棄してたり、めちゃくちゃしていたことも発覚した。


このままでは、契約解除せざるを得ません。


これから半年間の猶予を与えます、もし店を立て直せない場合は契約を解除します。



この間に問題が生じた場合は、半年後を待たず、即解除します。


そう言い渡されたのが、一昨年の7月上旬でした。


そのことを言い渡された数日後、元旦那と再婚して以来疎遠になっていた兄から、突然の連絡が来ました。


14年ぶりでした。


兄から「ようこ、実家に連絡してるんか?」、「3日前から、家の方に何回もTELしてるんやけど、父さんがTELに出ない」、「今、母さんが入院してるから、父さんだけなんよ」、「嫌な予感するから、悪いけど実家に行ってくれんか?」って言われました。


私は、一気に胸騒ぎがしてきたので、夕方からなら学生が来るから、その子たちが来たらすぐに実家に向かうと伝えてました。


一人で行ったらいけない気がする。


そう感じた私は、元旦那に兄からのTELの内容を伝えて、一緒に私の実家へ向かいました。


普段なら電車で1時間以上かかるのに、その時は接続が上手く行って、不思議な程かなりスムーズに行きました。


それが、何とも言えない不安に掻き立てられていったのを、今でも覚えています。


お父さん、多分生きてない。


何となくだけど、ただ漠然と、ふと思ったんです。





④に続きます。