みなさん、自慈心という言葉をご存じでしょうか?

もともとは仏教用語なんだそうです。

セルフコンパッションと表現されることもあります。

 

自慈心とは

「自分を無条件に認め、慈しむ心」です。

 

大切な友達に接するのと同じように

自分にも慈しみをもって接する心を指します

 

たとえ大きな失敗をして他者から批判されたとしても、決して自分を非難せず自分を慈しみ応援する心です。

 

自尊心や自己肯定感とニュアンスが似ていますが、

大きく違う点は・・・・?

 

 

 

 

 「自尊心」とは自分を尊び、自分を尊敬する心

 「自己肯定感」とは自分を肯定する心

 

 自尊心や自己肯定感は

 他者からの評価で上がったり下がったりするのに対して

 

 自慈心は他者からの評価に左右されません。

 

いつも自分自身を慈しみ応援することができれば、

人の評価を影響を受けず

ブレない自分でいられます。

 

 

 

例えば、仕事で大きな失敗をしてしまい、他の人から非難されたとします。

あなたは自分のことをどのようにとらえて、

自分にどんな言葉をかけますか?

 

自慈心を学ぶ前の私だったらこうです。

「また失敗した!バカじゃないの?」

「ほ~ら、○○さんから責められた、ダメな人って思われたよ絶対」

「なんでいつもこうなんだろ」

 

あげたらきりがないくらい、自分のことをいじめて責めてしまいます。

このような場面では自分を尊敬することや自分を肯定することは難しいですね。

 

 

自慈心を育むと

同じ出来事が起きた時、

こんな言葉を自分にかけます

 

「失敗しちゃったね」

「悔しかったんだね」

「○○さんから~~と言われたことが責められたように感じたんだね」

「それはショックだったね、大丈夫?」

 

 

どうですか?
このような言葉を自分にかけると

どんな感覚になりますか?

 

 

 

先ほどの例のように

脳内で自分に対してかける言葉を

セルフトーク(脳内おしゃべり)といいます。

 

 

人は一日に7万回もセルフトークをしているそうです。

 

セルフトークによってセルフイメージが作られます。

 

私のように自分を責めるセルフトークをしていると

私のセルフイメージは

 

「無能」「ダメなひと」

「いつも失敗する」

「人から非難される」

 

書いているだけで

こころがズキズキします。

 

人はセルフイメージのとおりに

行動すると言われています。

 

ダメな人、

失敗する人

人から非難される人としてふるまうということです。

(怖い怖い)

 

 

セルフトーク(脳内おしゃべり)が

私のセルフイメージを作り、

セルフイメージが

思考や感情、そして言動に影響します。

 

自分をいじめたり、責めたりするセルフトークを繰り返していると

 

自分のことを好きになるどころか、

 

ボロ雑巾扱いしてしまいます。

 

私が学んだ自慈心は

 

どんな自分もありのまま受け止め、

何が起きても

どんな時でも

自分自身を慈しみ応援する心を育てます。

 

 

私のように

自分が嫌いで

自分には価値がない、

自分は愛されないと思っているのに、

 

無理やり自己肯定感を高めようと

「私は愛される価値がある人間だ」なんて

アファメーションしたとしても

 

こころが反発してうまくいきません。

 

ある意味「価値がないと思っている自分」を否定しているので

自己否定は止まりません。

 

 

自慈心は

「自分のことを価値がないと思っているんだね」と

まずはありのまま受け止めます。

 

それからどうするのか?

 

 

長くなりましたので

また次回。

 

 

私は娘の拒食症を完治させることをゴールにし、

 

ずっと学びを続けてきました。

 

完治とはどういう状態かも

理解しています。

 

だから 

そうなっていない現状に不満を持ち

今の娘や自分をジャッジしてしまう、

責めてしまう思考の癖がとれませんでした。

 

 

ここが根っこだとわかっていても

変えることができなくて

 

そんな自分をまた責めて・・・・

 

 

たぶん

 

私のような方、多いと思います。

 

 

そんな方へ、

 

私がどのようにして自慈心を高めたのか

お伝えしていきたいと思っています。

 

 

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