能天気な投稿から一転…
ここ二日くらい、亡くなった母のことを思い出します。
母が亡くなってもう9年になるのか…。
母が生きてるときは
母のことが嫌いだと思ってました。
私の自己肯定感を地面に叩きつける人、ネガティブで口うるさい人。
楽しいことをなーんにもせずに、朝から晩まで働き詰めで
イライラしてる人。
母みたいにだけはなりたくない。
そう思っていたのに
亡くなったとたん
母のことを口にしようとするだけで、
今もこうして母のことを書いているだけで
涙が後から後から溢れてくる。
私は母のことをなーんにも見ていなかった。
私は貧乏な暮らしをさせられている被害者だと自分のことを思ってた。
でも実際は
父が騙されて背負わされた借金にも逃げずに
朝から晩まで働いて
雀の涙みたいなパート代で
私と弟を育ててくれた人。
楽天家だけど
稼ぐ能力の無い父と
別れず一緒にいてくれた人。
今さらになって、
母があんな狭い汚い家にも
父が誰かを呼んだりするのをいやがらず、
私が結婚した後も
帰れば私や旦那や子供たちの好物を作って迎えてくれたことを思い出します。
お金がなかったけど
ひもじい思いだけはさせられてこなかった。
亡くなったあとの
部屋の整理後に
小さな箱にはいった
おもちゃよりも価値がないネックレスとイヤリング、
私が小３のときに母の日にあげたブローチが入っていて号泣した。
でも今日思い出したのは
結婚したあと帰ったときの
母が楽しそうに台所にたつ
後ろ姿。
母のことをおもいだして
泣きながら
母の好きだった羊羮を食べました。
冷たい娘でごめんなさい。
本当にごめんなさい。
でも安心して。
あなたの娘は
今、毎日毎日
幸せに生きてます。
産んでくれて
ありがとうございました。
