夫から「生きるのは80歳までにする」と言われました | 43歳の女が書くブログ

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子育てが終わりました。猫と花が大好き!ありのままの日常(庶民的)を綴ってます(^^)

こんばんは。



目が覚めてしまったので、書いています。




今日夫から


「前から考えてたけど、やっと決められた!俺、80歳まで生きることにする。80歳までは一人で食べれて歩けて用も足せて、自分のことは自分でやれる状態でいるってことね。で、80歳を過ぎたあと、自力で食事が摂れなくなったらチューブとかで栄養入れたりしないでほしい」と言われました。




出会って今年で26年になりますので、夫とはそれなりに色々話をしてきました。



好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、嫌な経験、楽しかった経験など様々……



その中で、小さい頃から死ぬのがこわくて仕方なかったという話もたまに耳にしてきました。




私はというと……

私は本当に頭が(悪い意味で)お花畑なので、「自分は死なないんじゃないかな」くらいに思っていたため、正反対の考えを持っていた夫の思考には驚きました。




でも、だからこそ、色々考えて、ようやく「死ぬことがこわくて仕方ない」という所からは抜け出せたんだな、と思え、そこだけは良かったのかもしれない、と思ったんです。





ただ!



夫は今年(2か月後)52歳になるため、80歳まであとたったの「28年」ということになってしまったんですよ……………





数字の力ってすごいけど、こわい。



「自分は死んだりしないんじゃないか」とバカなことを考えていた私なのに、一気に現実に引き戻されました。




「あと28年しか元気で生きられないんだから、やりたいことは何でもするよ。お金を貯めてもあの世には持っていけないし。あと、悩むのもやめる。今どんなに悩んでも28年経ったら【無】になるし。輪廻転生とかは絶対ないから、悔いのないように生きる!あ~やっと考えまとまってスッキリした~~~」




……と、今日車の中で聞かされました……




いっつもこうなんです。




年上の夫が何かに対して答えを出して、私はそれを受け止めないといけない。



軽はずみなことなら、「No !」を突きつけられるけど、延命措置を拒否する理由と、ぎりぎりまで自分のことを自分でしようとするのは、私や息子に極力介護をさせないためなので(話が重いですから)受け止めるしかありませんでした……




祖父、祖母、おじ、父を空へ見送ってきた私は、ある意味では、人を「見送る」耐性が少しずつついてきてしまいました。




でも………




この宣告はきつい……




でも、これで私が泣いたり取り乱したりしたら、なぜこういう話をしたのか?についてこんこんと説明されるに決まっているので……




細かい説明など、聞かずともわかりますし……




何とも言えない気持ちです。




夫はとても頑固なので、よほど理論武装しなければ考え直してくれないですし。




気持ちが重いです。




物事にも人の人生にも

それが伴侶でも自分自身でも

「終わり」は必ず来る、ということを実感せざるを得ない日を昨日迎えてしまいました。




最愛の父を泣かずに見送ることができてしまった私は、きっと夫のことも立派に見送るのだと思います。




だけど嫌だ。



嫌だけど、私の方が8歳も年下だし、現実味がある。




……………

とりあえず、更に時間を大切に過ごしていこうと思います。




仏頂面の代わりに心からの笑顔を

何となくではなく、きちんと

体温を感じ、言葉を交わし


お互いに

「生きている間」にしかできないことを

きちんと噛み締めて

時間を過ごしていこうと思います。




今はもう寝てなきゃいけない時間だから、起きたらすぐに実行だ。





で、同時にここで私は神様に願掛けします。




夫が100歳過ぎてもぴんぴんしていますように。



私も同じくぴんぴんしていますように。



息子には兄弟がいないから、私と夫がいなくなっても淋しくないように、お嫁さんと子供を授かれますように。




大切な人達がたくさん元気に長生きしますように!!




まだまだまだまだ

みんなで元気に楽しく生きていくぞ!!!