わたしにとって
初めてのこどもで

何もかもが、初めてで
たくさん悩み、ぶつかり
たくさん、怒ることもあった、長男。


気づけば、この4月から
最高学年の小6。



小6になって、2週目だけれど
長男は、よく、イライラしてるし
暴言が増えてる。


変化に弱い子だし
学校では真面目ないい子で
家では、強気な言動をする

心は繊細な子。


しばらくは、荒れるかなと思っていたけれど

今日は
一段と暴言が多い。



登下校の時
自分の通学班のメンバーが

先生の言うように
一列に並んで歩いてくれないことに

腹を立てていて


特に、怒りが
自分の妹(我が家の真ん中っ子。小4)に
向けられていた。



わたしも、暴言をはく長男には

イライラするし

末っ子、小1を早く寝かせたいから
夕方以降は、バタバタしてる。




それでも

結局、長男が、どうしたいか。だし

結局、わたしがどうしたいか。だとも思ったから


寝る前に
すっかり、怒りも忘れて(単純)

真ん中の子と仲良く話してる、長男に


質問してみた。



〈何で、通学班の皆に、一列で歩いてほしいの?〉



長男から返ってくる言葉を

横で、わたしが紙に書いては

さらに質問して、書いて


順番に掘り下げてみた。


※( )内は、わたしの言葉
 ( )なしは、長男の言葉




一列に並んで歩いてほしい。
 ↓
(何で?)
 ↓
完璧にしたい。
 ↓
(何を?)
 ↓
先生に一列で歩くように言われてるから。
 ↓
(何で、一列で歩かないのが嫌なの?)
 ↓

自分は本当は、班長だってやりたくないのに
我慢して、一列で歩くように言ってるのに、皆は、歩かない。

 ↓
(じゃあ、本当は、どうしたいの?)

 ↓

本当は、我慢したくない。
本当は、一人で好きなように登下校したい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

(じゃあ、何で我慢してるの?)

 ↓
自分が、他の子の事で怒られたくない。
実際には、怒られてないけど。

 ↓
(何で怒られたくないの?)

 ↓
先生が
最高学年としての責任を持つように。と言うから。


メモゆえ、大変、達筆な文字となっております
(笑)
~~~~~~~~~~~~~~~~~


長男の口から聞けたのは

この2つだった。


早く寝なきゃいけないと思ってる長男は
(※これも、学校で言われてるから)


時間が気になって
これ以上は
話せる雰囲気ではなかったので



わたしから、思ったことを伝えてみた。




ママは、最高学年として
プレッシャーを感じてるんじゃないかなと
思った。


本当は、班長もやりたくないのに
先生に
最高学年としての責任を持つように
言われて

我慢して
一生懸命、やってるけど

思うように一列で歩くことができなくて


最高学年として
しっかりやらなきゃって
責任を感じて

長男が、苦しくなってる気がした。


今、小6になったばかり。

それで、これだけ
責任を持って
頑張ろうとしてるんだから


よく、やってると、思う。


もう、十分、頑張ってるやん。



将来の夢も、見つけようとしても
見つからないって悩んだり


勉強もやらなきゃとプレッシャーになってたりするけど


よく、考えようとしてるじゃん。

まだ、できなくなって、いいやん。




中学、高校、将来のことを心配しつつも
今、一生懸命、やってるやん。

それで、いいやん。


小6として責任を持って、頑張ろうとしてる自分を
誉めてあげてほしいな。


暴言はかれると、ママは嫌だけど


こんなに一生懸命な長男のことは

自分のこどもとして

ちっとも、恥ずかしくない。


よく、やってると思うよ。




~~~~~~~~~~~~~~~

『うるさい!もう、寝たい。』

と言っていた長男は
わたしに、背を向けながらも

話を聞いて、泣いていた。



〈良かったら、くっつきたかったら
こっちにおいで?〉

と、声をかけたら

それは断ったけど



〈じゃあ、手をタッチしてから寝たら?〉

と、声をかけたら

長男は、手をタッチをしてから
寝室へ行った。





長男は、心も体も

少しずつ、成長していってる。



真面目な子だから
葛藤もするだろうけど


こうして
自分で、経験し、感じ、考えながら

大きくなっていくんだろう。



やりとりの途中

『ママに、自分の気持ちなんて、わからない!!』

とも言っていた。



わたしには、わからないことも
あると思う。


シングルマザーのわたしには
できないことも、たくさんある。

悲しませたり、迷惑をかけたりも
してると思う。




わたしは
わたしができることや、
わたしがやってあげたいことを

してあげる。



長男の事も、下二人の事も

心の声を聴いて
寄り添っていきたい。



ようこ