思いがけず
早い春の到来に
心踊らされた数日であったが・・・
一夜明けると
北風吹き荒ぶ「寒い朝」が戻ってきた。
うっかりすると
吹き飛ばされそうになるほどの
強い風が轟音と共に続く。
スギ花粉が
容赦なく攻撃してくる中、
里山・小野路を散策した。
雑木林に囲まれ、
木漏れ日浴びる山道に入ると
先程までの「北風小僧の寒太郎」の叫び声は
嘘のように消されて
野鳥の囀りさえ
耳に聞こえてくる。
雑木林を通り過ぎ
開墾された田畑に出た。
不思議と・・・
風の強さも音も気にならなく
着衣を脱ぐくらいの
青空の下であった。
♪こぶし咲く 北国の ああ 北国の春〜〜
小野路にも
こぶし(辛夷)の花が咲いていた
こぶし咲く 里山の ああ 里山の春〜。。。
強風化の
多摩地方だが・・・
里山・小野路は「春」そのもの。。。
こぶし咲く後方の畑に
サクラが満開であった。
作業中の農家の方に
お話をし
お断りをして
畦道を歩いて近寄った。
桜ではなくサクランボだそうだ。
もうすぐ
佐藤錦ではなく
小振りのサクランボが収穫できるとか。
ーEND(終わり)ー