61歳からのSRS(性適合手術)への道 其の十壱 | 樹よう子の気ままな絵日記

樹よう子の気ままな絵日記

2023/3/28に性転換し女性になりました。
2017/7/1から「音楽酒場すなふきん」を経営しております。ブログでは、その時その時の正直な気持ちを出していきたいです。

昨晩は寝られなかった。
寝たのかもしれない~でも、眠った感じを持っていない。
 寝られなかった理由~旅立ちへ向けての緊張か?手術に対する恐れか?どれも違う。実に単純な事である。それは、今日の出発に合わせ、必死でブログを書いていた。その際、いろいろ思いだし、ようこちゃんの事や彩の国クリニックの事。おそらくクリニックの対応に対し、またフツフツと怒りがこみ上げ、興奮して眠気をぶっ飛ばしていたのだと思う。
 結果的に朝早くから準備ができた。当日でないとパッキングができないものが多いのでかえってよかったかな。怒りの興奮万々歳(笑)そして、いよいよ出発の時、外は肌寒く相変わらずの雨。でも、まぁ、昨日よりは緩い感じなので、まぁ、良し。桜を見ながら駅へ向かう。老木の関係でだいぶ木を切ってしまったので、見栄えが悪い。「あん」の頃の桜はもう見れないのだろうね。
 駅前へ着くと今日は「呑み村」何年かぶりで復活のイベント。このイベント自体は好きだが、私にとって良い印象はない。その話をぶり返しても何なんで、それは放置。少し西友に寄る。昨日、なくしてしまった直線定規がほしかった。100円ショップがオープン前なので2階で調達。84円~100円ショップより安かった(笑)


 いよいよ久米川駅より出発。小平で急行に乗り換え、これがまた満員で空気も悪く湿気でムンムンして少し気持ち悪くなった。高田馬場から山手線の方が楽で助かった。日暮里で京成スカイライナーに乗り換え。一気に成田空港へ向かう。


 生まれて初めての成田空港。見るものもみんな新鮮である。ついつい写真を撮ってしまう。そして「北ウイング」中森明菜を思い出す場所(笑)あの曲が頭を流れる。インフォメーションで聞くと14時から搭乗手続き。まだ、2時間はある。何か食べるかなぁ、と、散策するが、お腹の好き具合もたいしてないので、うろちょろしているだけ。でも軽いものを入れたいなぁ、って事でコーヒーショップ(ここだけ並んでなくて席もあった)へ~ホットコーヒーとアップルパイをいただき、適当な時間に出発ロピーに戻る。違う場所に並んで出遅れてしまった(笑)
 いよいよ搭乗手続き。パスポート見せて滞在先の住所~あれぇ、この辺りに書いてあったはずなのにとLINEを探す。結局、ガモン病院といって検索してくれて、そこの住所を打ち込んでもらい事なこを得たのだった。
 しかし、空港で働く女性の美しいこと~実に羨ましい(笑)でも、こういう女性には憧れるなぁ。あたしには無理だけどね。でも、空港にきてやたらトイレが近くなった。なんだか10分置きくらいに行く。飛行機に乗るのに緊張してるのかなぁ。


 いよいよ出発ロビーへ。入口でパスポートと航空券を用意しゲートイン。手荷物の赤外線チェックを通過し出国審査へ。パスポートを機械にかざし顔認証して、第一ターミナルへと。搭乗開始まで暫く待ってから搭乗口へ。だいぶ並んでいたけど窓側から入れてくれるとの事でさっさと入口に。また、そこでもパスポートと搭乗券のチェックがあった。そこをクリアして、いよいよ飛行機に乗り込む。非常口前なので何かあったらCAさんの指示に従ってお手伝いをしなければいけないそうな。あとから隣の座席の方々が来て、同じように説明を受け一読して書類を戻す時に女性の前をよぎるからと気を配ってくれて、なんか嬉しかった。でも、もうすぐホントの女性になるのだ。なんて隣の人にはわかる術もない(笑)


 ジェットエンジンが唸り、いよいよ離陸。轟音とともに空に舞い上がる。残念な事に雨で雲が厚く視界が悪く景色は楽しめない感じだ。まぁ、窓側だけと非常口だから窓がないので景色を見る時は後ろに首を捻って見なければいけないので、なかなか辛い。


けっこうな乱気流でやたら揺れる。少し怖いが~自分でどうにかできる訳ではないので開きなおっている。でもさぁ、国内線だってドリンクとかお菓子とか出るのに何にも出ないだ。なんか凄く残念。ホント、ただ乗ってるだけという感じ。お腹もすいてくるし、さっさと着かないかなぁ。なんて、考えているのだった。到着予定時間を過ぎても到着しない。何でだ~周りの方を見ても特に普通だ。そこで、ようやく思い至った。「時差」だと。タイと日本の時差を調べるにも機内モードなので検索不可。よって到着するまでわからん(笑)
 間もなく機内販売を終わらせますというアナウンス。「えっ、ドリンクとか食べ物買えたんだ❗」終わりのアナウンスしか聞けなかった悲劇。タイに着いたら何か食べよう。と、決心したのだった。間もなくバンコクに着くというアナウンス。窓の外にはバンコクの夜景が見えてきた。


おそらく道路の街灯が長く続いて下弦の月とのバランスが神秘的だ。写真にとったが下弦の月はボケて丸くなった(笑)いよいよ着陸。あの嫌な気圧の変化で耳がキーンとなりつつ無事にバンコクに2時間遅れ(笑)で到着。アラスカ以来の海外なので何十年ぶりだろうか。


 手荷物受取所に向かうがよくわからない。人の流れに乗っているうちに他の飛行機の人とも入ってきて流れがわからなくなり、いつの間にか通りすぎて~舞い戻ると看板があった。どうやら入国審査の後に手荷物らしい。
 入国審査後の手荷物の場所がわからないで苦労した。一番左端で出たとこのサインボードになくて、そこからかなり行った所のサインボードに書いてあった。出遅れのあたしの荷物はポツンと置いてあった。荷物を受け取って出口へ。アテンド会社の方との待ち合わせは5番出口、3階のスターバックス前。よかったぁ。無事に待ち合わせできました。
 とても良い感じの方で安心感が持てました。タイに滞在して27年だそうです。いろいろ現地の話や入院の話ををしながら、入院先ガモン病院へ到着。



この時点で日付が変わってましたね。そして、エレベーターでナースセンターへ。名前を確認してお部屋へ。晩ごはんが用意されてました。超うれしい😃💕
 お部屋は個室、シャワー、トイレ、テレビ、Wi-Fi付きで、入院着が可愛い。






 


食事をしたら、その後は水も飲んだら駄目なそうで~朝6時からPCR検査と血液検査するそうです。

 軽くシャワーを浴びて就寝しました。

2022/3/26  第一夜 完