Mr. Right  Miss Right

Mr. Right (その人にとって理想の男性 結婚相手)Miss Right は女性で同じ意味。

Kate is getting discouraged. She’s been waiting over thirty years for Mr. Right to come along.(ケイトは、だんだん希望をなくしてきている。理想の結婚相手を30年以上待ち続けているのだ)

Right は正しいという意味だから、正しい、本当の相手と結婚するという意味かな?

 

 2024年現在は結婚した3組に1組は離婚しているという調査結果がでているが、2018年に作成されたNHKのテレビ小説「まんぷく」の再放送を毎朝見ていて、このドラマのモデルになった日清食品の創業者安藤百福氏夫妻は、まさにこのMr. Right とMiss Right の結婚だったようだ。

様々な困難を乗り越えて発明に没頭する夫を明るく頼もしく支えた妻。現在の生活に必需品と言っていいほど定着したインスタントラーメンや、カップ麺は、この人の斬新なアイデアと不屈の闘いの上で作り出されたのだなと感慨深くドラマに見入った。

 この御夫婦のように相性も良く支え合える夫婦もいれば、憎しみ合いながら暮らしている夫婦もいるのだろう。

 

 暇さえあればテレビでドラマを見ている私の楽しみは、またまた再放送のドラマであるが、2016年に作られたドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」だった。イッキ見テレビという企画で毎日2話ずつ放映されるので、一週間待たずに済むので助かる。脚本の坂元裕二氏は、第76回カンヌ映画祭で「怪物」という作品で脚本賞を獲った脚本家。彼の作品は会話が洒落ていて、人生の機微をこんなふうに表現できるんだ!と感心しきり。

 幼馴じみに恋焦がれていても叶わない女の子に「たとえばオセロで言えば、数は少ないけど四隅はしっかりおさえているんだよ。同じ古里なんだから」と傍で励ます男の子は、ずっと片思いしているその少女に想いを寄せていたり,,,,また主人公の音という女性に、彼女が別な男性をずっと好きでいるのを薄々感じていながら「一番好きな人と結婚できなくても、二番目三番目に好きな人と幸せになっている例はいくらでもあるよ」とプロポーズをする社長の息子もいる。

 一番好きな人とは結婚しない方が良いなんて若い頃によく聞いたなあ…なんて思いながら午後のコーヒーを楽しむ至福の時だ。

 こんなふうな台詞もあった。恋人同士を見て「あの二人似合っているね」と幼馴じみを好きな少女が恋人と二人でいる彼を見て、傍らの友人につぶやくと「そうかな、恋人同士には本当に好き合って付き合っている人たちと別れ方がわからないで付き合っている人たちがいる」と応える。

 

 Love conquers all. (愛はすべてを克服する)

 Shared joy is a double joy ; shared sorrow is half a sorrow. (喜びを分かち合うことは2倍の喜び。悲しみを分け持つことは半分の悲しみ)スエーデンのことわざ

 

 さてさて、あなたはどっちのことわざが自分に合うと思いますか?

Out of sight, out of mind. (去る者は日々に疎し)

Absence makes love grow fonder. (不在は愛をより強くする)