「ここに、座って」
Aさんは
自分の膝の上を
さして言う。
〇められることに
比べたら
全然ハードルが低い。
私は
Aさんの
膝の上と言うよりは
脚の間に
すわった。
最初はソフトに
背後から抱きしめて
うなじに
唇を這わせる。
ゾクゾクして
ぴくぴくするし、
ヘンな声が出た。
すっかり忘れていたけど、
結構背中を責められるのは
好き。
次第に
いろんなところに
手が伸びてきた。
Aさんの膝の上に
私の脚をかけられ、
ひろげたまま
固定された。
唇はふさがれ、
胸をまさぐられ、
もう一方の手では
撫でられて、
私は高まる一方。
抵抗する気は
すっかりなくなっていた。