キラキラ雪


山元加津子『宇宙の足跡』の風変わりな感想。



キラキラ雪は、主人公がなにかとつながっている人を見たときに見える。


それは光っている雪のように見えるらしい。

その人がなにとつながっているかはわからないが、なにかとつながってるときに、キラキラ雪は現れる。


私の仮説だが、地球とつながると、キラキラした雪のような、霧のようなものが見えるのではないかと思う。


地球に生かされていることに感謝したときに、自分のハートから黄金のミスト(霧)がたちのぼると言われている。

それはエネルギーの粒子のようなもので、普通の人には見えないけど、見える人には見えるのだという。


目には見えなくても、心の中で想像することはできる。

それでいいようにも思う。


地球というと、地球儀や宇宙から見た地球を思い浮かべるかもしれない。

惑星、地球というやつだ。


私の言う地球は、地球に生かされている、ありとあらゆるものを指す。

私たちは地球の一部であり、一分子だ。

私たちの身体はすべて地球から授けられたものでできている。

言わば借り物。

私たちはこの世に生きているだけで、地球から愛されていると言ってもいいだろう。

この肉体を与えられているのがなによりの証拠だ。

でも、それに気づいてる人は多くないかもしれないが。


ふだんは、地球と自分がつながってるなんて、思ってもみないが、ある瞬間にそう感じることはあるんだと思う。


たとえば、一心不乱に祈っているとき。


自分の願いをかなえるために人は祈るが、その祈りではなくて、自分以外の誰かのために、祈っているとき。


私たちからは黄金のキラキラが出ているんではないだろうか。


これは本の感想なのか?

ちょっと違う気もするが、

この本を読むことが、この金沢の旅の目的だったのではないかと思うのだった。