出版は誰でもできる時代になった。
Amazonなら販売もできる時代。
だが、出版したから売れるか?
とんでもない!
それは幻想。
ものを売るのはほんとうに大変であることに
出版してから気づく。
今はPOD出版という方法があり、
在庫リスクを持たずに済むのは
ありがたい。
一昔前は、自費出版といえば、
相当な額を出版社に払う必要があった。
そのかわり、書店に流通してくれる。
だが、書店に流通するだけでは
売れない。
私のデビュー作の
『小さな妖精サラ』。
自費出版を文芸社に依頼し、
書店に流通してもらった。
千部印刷して、3年間、書店に流通する
契約だった。
その後は、POD出版に切り替えたが、
千部売れた本はない。
作家活動を十年余り続けてきたが、
売れない作家である。
それが悪いわけではない。
しかし、そのままでいいとも思っていない。
もう一度、夢に向かってチャレンジしたい。