平安時代に私は貴族だったという根拠のない自覚があります。
証明しようがないのだけど、自分の中にそのにおいを感じるし、霊視できる方から後ろに烏帽子姿の人が立っていると言われるのも一度や二度ではありません。
今、「陰陽師」をドラマでやっていますが、好きな時代のにおいがします。
貴族と言っても、ピンからキリまでいるので、私がなんのだれべえだったかはわかりかねるのですが、源博雅タイプだったのではないかと夢想したりして。
今世では器楽の才能がまったくないので、笑われてしまいますけど。
ただ、音楽は好きで、イベントを主催するのも好きみたいです。
平安時代に自宅を開放して、宴を開催するのが貴族文化としては当たり前だったのでしょう。
私は今世ではイケメンではありませんが、当時はイケメンだったようにも思います。
女性にもてる感覚はなんとなく自分の中にも残っていて、それなのにもてない今世の外見とのギャップに悩んだ青春時代をすごしたものです。
ただひとつ言えるのは、女性で失敗してはならないということを肝に銘じて生まれてきているな、ということ。
学生時代は硬派を気取っていましたし、異性とのお付き合いから身を遠ざけていました。
結婚するまで、女性に知り合うと、なぜか二人必ずいて、どっちつかずで結局、どちらもものにならないということを繰り返しました。
最後は見合い結婚で落ち着いたのですが、女性との関係は私にとってカルマでもあるわけです。
平安時代につくったカルマを今世で刈り取ろうとしているのかも。
そんな風に思うと、後ろの平安貴族が涼しげに笑っていそうですが。
こんちくしょう!
一人だけいい思いしやがって!!
と文句のひとつも言いたくなる、秋の夜長の始まりなのでした。
 
よっくる