【ノーブレス・オブリージュ(騎士道精神)】

ノーブレス・オブリージュは、貴族の果たすべき義務という意味であるが、騎士道精神と意訳してもよいと思う。

なぜか、好きな、気になる言葉である。

私の魂の兄弟にサムライが一人いるのだが、その者が前世においてヨーロッパに生まれたのかもしれない。

この言葉はフランス語から来ているから、フランス革命前後の時代ではないかと思われる。

私が「レ・ミゼラブル」に惹かれるのも、多分、そのせいであろう。

その者は、プライドが高く、強気をくじき、弱気を助けるのを是とする。

硬派で、やせ我慢。

武士は食わねど、高楊枝と、人に決して弱みを見せたがらない。

負けず嫌いで、負けても、それを認めたがらない、困ったちゃん。

私の性格のある面そのものだ。

私は今世で自分に内在する根拠のないプライドの高さに苦しめられてきた。

自分の弱き面を思い知らされ、鼻っ柱をへし折られてきた。

それは、謙虚さを学ぶための修行だったのかもしれぬ。

つい、先日も、刀に手をかけて、なんとか鞘から抜かずに思いとどまる自分を感じたが、自分にはそんな激しい気性がまだあるのだ。

私が刀を抜くのは、巨悪に対してだけでありたい。

そう、自分の中の騎士道精神がささやいている。

よっくる(o^^o)