【決してあきらめない】


太公望は、釣り糸を垂れてのち、

ただひたすら待ち続けたという。

何を待ったのか。

天下が釣れるのを。


天下を治める才を持ちながら、

主君に恵まれなかった彼は、

最後の賭けに出て、見事に成功した。


東郷平八郎は言った。

将は判断を下すためにいる。

判断を下すのは、一瞬だが、

正しい判断を下すには、

何年、何十年もの準備がいると。


劉邦は、最後の一戦に勝利するまで、

項羽に負けっぱなしだった。

数多くの敗戦は、最後の一勝のためにあった。


劉備玄徳は、徳の人と言われ、民の信望が厚かった。

劉備が曹操に追われ、荊州の地をあとにした時、

何万人もの民が、曹操を恐れ、劉備を慕って、

逃避行についてきたと言われる。

だが、劉備が一国の主になるのに、それから何年も

待たねばならなかった。


ネバーギブアップ


決してあきらめないものだけが、

最後に勝利するということを、

先人たちは教えてくれる。


よっくる