今だけが緊急事態じゃない。

今までだって、緊急事態だったんだ。

ただ、それに気づかなかっただけ。

自分の知らないところで、

静かに、静かに、

事態は悪化していたんだ。

ぬるま湯につかったゆでガエル。

それが僕らだ。

そうして、多くの人が社会に絶望し、

生きることをやめていっても、

僕らは見て見ぬ振りをした。

なんて、無関心だったんだろう。

自分のことだけで精一杯で、

人のことを気にかける余裕もなかった。

ただ、なんとなく、日常に流されていたんだ。

見せかけの平和にぬかるんでいただけ。

もちろん、いいところだってあるさ。

捨てたもんじゃないさ、世の中は。

人には善も悪も両方あるから、

それが社会に反映される。

喜びと悲しみの交錯する世界。

光と闇が交錯する世界。

そんな世界でいいと思ってしまっていた。

地球が悲鳴をあげるなんて、

思いもしなかった。

なんて、恩知らずだったんだろう。

感謝の気持ちを忘れ、

当たり前と思い込んでいた。

それに気づいたのなら、

今、気づいたのなら、

変わるとき。

自分のマインドを変えるときが来たんだ。

そう、信じよう。