離婚は男女の愛を語る上で避けて通れないテーマだ。
結婚とはなにか?という問題とも表裏の関係にある。
結婚制度の出口のひとつ。
一生添い遂げるか、途中で結婚関係を解消するか。
高倉健さんも江利チエミさんと離婚しているが、健さんの方は好いていたが、ある日、相手方から離婚届が送られてきて、こんな書類になんの意味があるんだと思われたらしい。
それがトラウマにもなり、最後のパートナーのたかさんとも入籍していなかった。
諸事情で入籍しないといけなくなった時も、世間を騒がせないように養女としたそうだ。
それはともかく離婚して、次の出会いに恵まれることもあるから、離婚そのものは善でも悪でもない。
そこから派生する子供の養育の問題とかの方が重いだろう。
古今東西を問わず、子供は母親が育てるものだ。自分の分身とも言えるのだから、母親の子供に対する愛情、母性は根源的に女性に備わっているもの。
したがい、離婚した場合、多くのケースで母親の方が子供の養育をすることが多い。
父親は養育費を負担するのも通例だが、諸般の事情で母親がお金を稼ぎながら、子供を育てている例が非常に多く見受けられるのはどうしたことか。
これも男性の甲斐性なしと言われる所以かもしれない。
やはり子供に対する父親の責任は果たすべきではないだろうかと思う。
やはり親子が同居して、仲睦まじく暮らすのは理想だろう。
それは世界平和の礎と言ってもよいが、現実はそうはいかない。
夫婦の間のエゴのぶつかり合いは深刻だ。
どちらかが折れないと関係の修復は難しい。
離婚はお互いの合意があり成立するが、片方が未練たらたらな例も多いだろう。
女性はサバサバしているところもあり、次行こう!と切り替えの早い人もいるのではないだろうか。それが女性のたくましさでもある。
男性の方が未練がましいことが多いのではないかな。
わが家庭もご多分にもれず、離婚の危機を乗り越え、ここまでどうにかこうにか円満にやってこれたが、やはり夫婦の価値観の違いというものがあり、お互いにお互いの価値観を認め合うことが最重要と思われる。
自分の価値観を相手に押しつけるから、いさかいが生まれる。
夫婦も別の人間であり、異なる個性を持ち、異なる価値観を持つ。
共鳴するところも多いから夫婦をやれてるのだろうが、反発するところをどう折り合うか、折り合えるかだと思う。
それには相手の価値観を尊重するしかないだろう。
自分が大事にしている価値観を否定されたら、どうだろうか?
それがもし、譲れない価値観だったら?
それがたとえ、上司でも、先生でも、パートナーでも、反発するのではないだろうか。
離婚の原因にはさまざまなケースがあると思われるが、お互いの価値観を、違いをわかり合うことが離婚を回避する処方箋なのかもしれない。