【足ることを知る】
人類は大量生産、大量消費社会を作り出し、
そのひずみがあちこちに出ている。
食料品の大量廃棄問題もそのひとつ。
日本は今や飽食の時代。
戦時中はみんなお腹をすかせていたのに。
今の世代は戦争を知らず、飢えを知らない。
アフリカでは飢餓に苦しむ子どもたちがいる。
でも、そこに食料を届けるすべがない。
日本で余った食料は廃棄されるだけ。
必要以上に生産するから、無駄に廃棄する。
地球は私たちに必要な資源はすべて与えてくれている。
しかも見返りを求めない。
人間が勝手に所有権を主張し合い、富を独占したがる。
それは一部の人がそうなのかもしれないが、
人類の集合意識がそれを認めている。
足ることを知りなさいと、
いにしえの先人たちは言っている。
共存共栄の分かち合いの社会が地球の未来だと
するならば、どこかで現代文明は舵を切らねばならない。
足ることを知り、必要なぶんだけ消費すれば、
人々は平和に暮らしていけるはず。
よっくる