【メンフィス】
ミュージカル「メンフィス」見てきました。
1950年代のアメリカはテネシー州のメンフィスという街を舞台に、黒人差別が激しい中、ソウルミュージックをラジオやテレビで広めようと奮闘する革命児の物語。
彼は自分が見出した黒人女性シンガーと恋仲になるが、彼女は迫害を受ける。
ニューヨークにチャンスを見出す彼女とメンフィスを愛する彼は同じ人生を歩めない。
そんな切ない設定の中で二人は自分の人生を精一杯生きようとするのだった。
成功と挫折、出会いと別れ、そして再会。
最後の白人黒人区別なく繰り広げられるステージは人種を越えた愛を表現している。
山本耕史と濱田めぐみのパフォーマンスも素晴らしい。
山本耕史はNHK大河ドラマ「新撰組!」の土方歳三役がハマりすぎ、それ以来注目していた俳優。
濱田めぐみは元劇団四季のトップスター、その爆発力ある歌声は観客を魅了してやまない。
街角でポスターを見て、この二人のキャストなら見に行かねば!ということでチケットを購入。
本日は余儀なく残業したため、一時間遅刻しての観劇となった。
濱田めぐみさんは、「ウィキッド」でもそうだったが、一度どん底まで沈んでから、飛翔する際の歌が本当に魂に響く。
今回も「立ち上がれ!」と最高のエールをもらった。
魂が革命家なんだろうと思う。
山本耕史演じる主人公が出世のチャンスを捨てて、自分の美学を貫くさまに男の美学を見た。
よっくる