【死に瀕して】

 

肉体の死に瀕して思うこと

それは

残されし者のこと

 

自分が自分がという意識は

遠ざかり

あとに残る家族や親しき人たちへの

感謝の思い強まる

 

自分とともに人生を過ごしてくれて

ありがとう

心から心から

お礼を伝えたい

 

絶対的な死を目の前にすると

人は覚悟を決める

 

死を受け入れる

 

死を迎える準備をする

 

いつ旅立ってもよいようにと

 

心の準備をする

 

従容と死を受け入れたとき

 

人は神のようになる

 

よっくる