【非常な時代】

第二次世界大戦があった
1900年代の前半世紀は、
非常な時代であった。
非人道的な行為がまかり通り、
多くの罪なき人が命を落とした。
ナチスドイツに迫害され、
殺戮されたユダヤ人の悲劇は
人類にとって大きなカルマとなった。
だが、そんな時代にあって、
自分の判断において、
ユダヤ人難民に
日本への入国ビザを
発給し続けた男がいた。
その男の映画を見て、
感じたことがあるので、
ここに記したい。

千畝ビザでソ連経由で船に乗り、
日本へと向かったユダヤの民を見て、
かつて、
イスラエルの王国が滅びた際に、
失われた十支族がおり、
その一部の人々が
当時の日本に落ちのびて、
受け入れられたということを観じた。
日本の神社には、
ユダヤの民が伝えたと思われる
ダビデの星などの
モニュメントがあると
言われる。
また、八幡宮は、
やはた→ヤーヴェを祀る神社、
つまりユダヤの神を祀る神社
との説もある。
聖徳太子の時代に
異国の神である仏教を
受け入れた日本が、
もっと古代において
ユダヤの神を受け入れたのは
じゅうぶんあり得る話だ。
つまり、
日本人にはユダヤ人のDNAが
受け継がれており、
そのゆえに、
同胞であるユダヤの民の危機を
目の当たりにし、
杉浦千畝氏は、
なにものかに
突き動かされるかのように、
ビザを発給し続けたのではないか。
千畝ビザにより
数千の命が救われ、
それが世界に散らばり、
数万の命となり、
生き続けていることは、
非常の時代におき、
100万の人々が命を落とした
闇の時代において、
人類の善性を示す光の記憶として
歴史に刻まれ、
光を今もなお放ち続けている。

よっくる(*^^*)