【白か黒かではない】

 
白か、黒か?

ではなくて、灰色。

それがふつう。

みんな!

ものごとを単純化するでないぞ。

神理はシンプルじゃが、

みな、複雑に絡み合い、できておる。

光は七色に分光し、みなの魂にはそのすべての色が入っておる。

誰一人として、同じ色の人はいない。

また、赤だけ、黒だけの人もいない。

もそっと具体的に言えばの、

日本人は、「中国産の野菜は危険」と思ってるじゃろ。

じゃが、すべての中国産の野菜が危険なわけではない。

農薬を大量に使って育てた野菜が危険なんじゃ。

それは世界中どこでもそうじゃろう。

人は、一部分だけを見て、全体を判断する生き物。

それはの、白玉の中に黒玉一粒入っているだけで、「黒!」と言ってるようなもの。

自分の目で一粒一粒みてごらん。

白か黒か見えるじゃろ。

自分の目で見て、自分の心で判断することじゃ。

それが認識力を高めることにもなる。

今の時代はの、人様の発信した情報を鵜呑みにする人が多いんじゃ。

みな、不勉強なんじゃ。

楽をしとるんじゃ。

人の情報を鵜呑みにするということはの、

その人の判断に委ねてしまってるということなんじゃ。

自分の心で判断する責任を放棄しとるんじゃ。

そして、その情報が間違っとったら、その情報を発信した人に責任を転嫁するんじゃ。

自分のことは棚にあげての。

だから、マスコミ使って情報操作すれば、人を先導できるんじゃ。

昔からこういうことはあった。

それは今も変わらん。

それは、今の文明のレベルがまだ幼いからじゃの~。

よいか。

自分の目で見、

自分の耳で聞き、

自分の心で判断する。

頭じゃないぞ、

心じゃ。

心の奥のセンサーは、

なにが真実かを知っておる。

もっともっと

自分の心を信頼すればええ。

みんな心の奥に、

ピカピカ光る神の子の魂を持っておる。

神様から頂いた、かけがえのないワンピース。

それが神の分け御霊、つまり神の子じゃ。

悪いことをする人はの、

魂が曇っておる。

神の子の光がすすで覆われているだけなんじゃ。

百パーセントの悪人など、おらぬ。

これも、最初の話と同じじゃの。

罪を犯した人を見て、悪人呼ばわりするのが人なんじゃ。

罪は罪。

悪いことは悪い。

でも、だからと言って、その人を悪と決めつけてなんとする?

社会から隔離して、二度と罪を犯さぬようにする。

じゃが、それは、その人に宿る神の子の神性を否定することになりゃせんか。

贖罪したら、更正の機会を与える。

罪を赦す。

罪を憎んで、人を憎まず。

それが寛容というものじゃ。

 
     よっくじい