①ステファノス(◎スピード、○底力)
②ノーブルマーズ(◎スピード・切れ)
③サトノダイヤモンド(◎底力)
④ミッキーロケット(◎スピード・道悪)
⑤ストロングタイタン(◎スピード・パワー・先行力)
⑥アルバート(◎底力、○スピード)
⑦パフォーマプロミス(◎底力)
⑧ダンビュライト(○切れ・道悪)
⑨サトノクラウン(◎スピード・先行力・道悪)
⑩ヴィブロス(◎底力)
⑪サイモンラムセス(◎底力・加速力)
⑫タツゴウゲキ(◎底力・切れ)
⑬ワーザー(◎スピード・スタミナ・先行力・末脚)
⑭スマートレイアー(◎スピード・スパート力)
⑮ゼーヴィント(◎底力)
⑯キセキ(◎切れ)

マイル以下がスピード、中距離が切れ、長距離が底力と分けると、大体のテリトリーはおおまかには分かります。

ただ開花因子を上げただけなので、配合により開花していない潜在因子の部分が、レースによりどれだけ引き出せるかが問題。


取り敢えず、ルーラーシップ産駒のダンビュライトとキセキを分析してみます。

ダンビュライト(○切れ・道悪)
キセキ(◎切れ)

潜在因子として、エアグルーヴのトニービン系のロングスパート適性、ノーザンテースト系のコーナリング適性を持つ点が売りなのだが、ダンビュライトは多少開花途上だが、キセキは活かされない配合。

どちらかと言えばキングカメハメハを活かした配合なので、どこまでアドバンテージがあるのか分からない。

当レースは内回りになるコース形体から、前記2因子は重要になる。

過去10年でノーザンテースト系内包馬が7勝、2着4回、3着4回(馬券に絡んだ30頭中半数の15頭該当)の好成績。

今回の該当馬は、アルバート、パフォーマプロミス、ダンビュライト、サイモンラムセス、キセキの5頭。

またトニービン系をも併せ持つ馬は、更に絞られ、アルバート、ダンビュライト、キセキの3頭。


今回狙うは大穴、殿人気のアルバート。

アルバート(◎底力、○スピード)

刺客血統ペルースポート一族で、人気の無い時ほど激走する穴血統。

本来小倉や福島を得意とする血統ではあるが、内回りなら阪神でも激走するケースもある。

過去10年でも当レースで、6人気ラブリーデイが1着、11人気インティライミが3着するなど激走が見られる。

ちなみに両馬ともノーザンテースト系内包馬で、ラブリーデイはトニービン系も持ち合わせている。


最後に外国馬ワーザーの評価について。

ワーザー(◎スピード・スタミナ・先行力・末脚)

表記のように、どこがいいというより、能力のバランスがいい事が特徴と言える。

距離適性も広く、展開にも左右されない自在性もある事から、日本の馬場に対応できれば、充分馬券に絡む可能性はある。

道悪歓迎との事ですが、時計の裏付けがあるので高速馬場は大丈夫だと思います。

但し究極の切れ勝負には向いていなさそうです。
社台系クラブ第5軸となるG1レーシングの成長著しい。

サンデーR、キャロットF、社台RH、シルクR、そしてG1レーシングと、ちゃくちゃくと社台グループでなければ競走馬にあらず的な勢いになりつつある。

辛うじてゴドルフィンが馬主ランキング第4位を死守している現状。

数年前までシルクRも同様な位置取りではあったが、今ではキャロットFを遥かに凌ぐクラブに成長している。


各路線にスターホースを作りたいのが本音でしょうから、今後どんな大人の事情が働くか注目していきたい。

現在マイルから中距離ではペルシアンナイト、サングレーザー、ジュールポレールとまずまず揃ってきたが、中長距離ではタンタアレグリアだけで寂しい、短距離ではソルヴゥイグが引退し不在、ダート路線はルヴァンスレーヴが取り敢えず入り、障害路線ではリスヴェリアートがまだ入りきれてない。

特に牝馬がジュールポレールくらいしかいないので、今後牝馬の台頭が予想される。

重賞で力業での取り敢えず2、3着で穴を開けた後に、G3、G2を勝って勝ち名乗りって具合かな。

その最有力馬は3歳馬のウラヌスチャームだろう。

まだ500下を先日勝ったばかりなので、これから秋華賞に向かい、逆算的な成績を見せると思われます。

夏に1000下の特別戦を勝ち、秋にトライアルに連対し、本番でも活躍するシナリオが見えている。

それとももっと順調に勝ち進めば、夏の北海道でクイーンS参戦なんてのもあるかもしれない。

まぁ他の4クラブも黙っていないだろうけど、きっと棲み分けしつつ、上手くやってくると思うので、半年後にまたこの辺りのネタに触れたいと思います。
オークス、ダービーも終わり、早くも今年のPOG馬がデビューする事となった。

今年のPOG馬選定のテーマの一つになっていたダート路線への参戦。

私はオークス、ダービーより東京マイルが好きなのでNHKマイルCを狙っていたが、今年は実際POG期間は終わるがユニコーンSを目標に、馬体の選定、血統配合の選定をしてきた。


半年くらい前からダート路線での好走血統の研究をしてきて、現在のダート路線の好走血統は、《ヴァイスリージェント系》《シアトルスルー系》の2系統とみている。

特に両系統の配合のシニスターミニスター、カジノドライヴには注目してきた。

その中でシニスターミニスター産駒の好走パターンとして、《ダンチヒ系》との配合バターンがベターな配合だと見ている。

ヴァイスリージェント系のスピードと底力、シアトルスルー系の加速力を活かすには、レースでの位置取りが重要で、前々での早め抜け出しを可能にするため、先行力とスピードの増強を見込めるダンチヒ系が妥当だと思われる。

実際シニスターミニスター産駒の重賞活躍馬、インカンテーション、キングスガードは共にダンチヒ系の繁殖馬との配合馬。

今ダートで4連勝の上がり馬フェニックスマークも同様に、ダンチヒ系との配合馬。

また今年の新設された芝短距離重賞の葵S勝ち馬ゴールドクイーンは、ダンチヒ系では無いが同じ先行力を伝えるウッドマン系との配合馬。


今年のシニスターミニスター産駒は、それほどベスト配合と言える配合馬は残念ながら居ないのであるが、その中でもまずまず走りそうな馬を2頭チョイスした。

メイショウハヤナリ
(◎底力、○スピード・先行力)
父(シアトルスルー系×ヴァイスリージェント系)
母(Bタイム系×ダンチヒ系×リボー系)

カンシャノキモチの2016
(◎スピード・先行力)
父(シアトルスルー系×ヴァイスリージェント系)
母(Sバード系×ダンチヒ系×Bグルーム系)

その中で前者のメイショウハヤナリが、土曜阪神ダ12にデビューする。

開花因子である加速力を活かせない点、スピード面でももう一つ、母方のリボー系の3本クロスでの功罪の晩成向き成長面と、マイナス要因が有るには有るが、売りである底力が活かせれば、並んだら抜かせない勝負根性を武器になると思われる。