久しぶりの読書記録。
ぼちぼち本は読んでいましたが
なかなか記録できておらず・・・
でもこれは、どうしても書き留めておきたい一冊でした。
角田光代さんの『ひそやかな花園』
![]() | ひそやかな花園 (講談社文庫) Amazon |
〈内容〉
幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。
「あの集まりはいったい何だったのか?」
別々の人生を歩んでいた彼らに
輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。
「あの集まりはいったい何だったのか?」
別々の人生を歩んでいた彼らに
突如突きつけられた衝撃の事実。
大人たちの〈秘密〉を知った彼らは
大人たちの〈秘密〉を知った彼らは
自分という森を彷徨い始める――。
親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける
親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける
角田光代の新たな代表作誕生。
以下、ネタバレ含みます。
私自身、不妊治療に通って子どもを授かり
現在もまた通い始めている状況の中で
とにかく心にささる本でした。
7人のご両親の気持ちは、もう痛いほどにわかる。
子どもが欲しくてしょうがないこと。
難しいと分かると余計に欲しくなること。
あまりにその想いが強すぎるがために
産み育てること、ではなく、授かることが
目的になってしまっていて、その後のことを
夫婦で考えられていなかったんだろう、
というご夫婦がいたり、
その後のことも含めてイメージして
夫婦で認識を合わせた上で前に進めたご夫婦がいたり。
ご夫婦それぞれに事情があり
結果的に、7人の家庭はそれぞれに異なり
でも、不安感はみんな共通して持っていて。
物語の途中で、その不安感の原因が分かり
えーーーーー!!! とかなり驚きました。
(予備知識ゼロで、作者名とタイトルだけで借りてきた本だったので)
自分だったらどうするだろう。
ここまでやりたい、と思うかな?
やっぱり、ここまでは行きすぎかな?
ここまで行ってしまうと、やっぱり成長過程でトラブルが起こるよね。。
家族って何だろう。
親子って何だろう。
夫婦って何なんだろう。
そんなことを思いながら、一気に読みました。
いろんな意見があると思いますが
私はとても面白く読めた作品です。
お母さんになる人生と
お母さんにならない人生の違いって
本当に、何なんでしょうね。
最近のドラマ『コウノドリ』もそうですが
妊娠・出産は、簡単なことではないんだと
改めて思います。
角田光代さんの『八日目の蝉』
概略のストーリーは知っているのですが
あまりに気持ちが分かりすぎるような気がして
これまで、ずっと読まずにいました。
でも、やっぱり読んでみようかな。
読書時間、確保せねば
