内容(「BOOK」データベースより)
新任幼稚園教諭として埼玉県秩父郡神室町の
「神室幼稚園」に赴任した喜多嶋凛は
モンスターペアレントたちの要求を果敢に退け
自らの理想とする教育のあり方の実践に務める。
当初は、抵抗されるも、徐々にその熱意が伝わり
周囲の信頼も得られていくのだが…。
健気なニューヒロイン、誕生。
舞台は幼稚園ですが、保育園にも通じるところ多く
現在、保育園に息子を通わせている私としては
非常に興味深い内容でした。
「良い先生」ってどんな先生なのか。
親が何を求めているかによって違いますよね。
テストで高得点をとることを重視している親にとっては
勉強を一番に考える先生が良い先生ですし
元気いっぱい、のびのび育つことを大事にしている親にとっては
凛先生のような先生が良い先生。
(私は後者の考え方です)
子供の教育って面白いけど難しいなぁ、と
思いながら読んでいたのですが
まさかまさかのどんでん返しで
さすが中山七里さん! って感じでした。
『さよならドビュッシー』を読んだ時にも思いましたが
ミステリーっぽくないのにミステリーなところが
中山さんの本の魅力の一つですね。
他の作品も、また読んでみようと思います

ワインとハーゲンダッツをお供に読書。
至福の時です
