初めて読みました、角田光代さん。
入門編ということで短編集をチョイス。
- 福袋/角田 光代
- ¥1,404
- Amazon.co.jp
内容(「BOOK」データベースより)
私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて
この世に生まれてくるのかもしれない。
見知らぬ客から段ボール箱を預ったバイト店員。
はたしてその中身とは?
家を出ていった夫の同窓会に、代理出席した離婚間近の妻。
そこで知った夫の過去とは?
自分の心や人生の“ブラックボックス”を
思わず開けてしまった人々を描く、八つの連作小説集。
どのお話も、宝箱みたいですごく面白かったです

人生を福袋に例えるって
言われてみると「なるほど
」ですよね。

福袋って、中身にあまり期待できないことは
わかってるのに、それでも魅力的に見えてしまもの。
わかってるのに、それでも魅力的に見えてしまもの。
当たりもハズレも全部まとめて、それが人生。
自分に与えられた福袋の中身をどう解釈して
どう付き合っていくかは自分次第。
人生、色んなことがあるから面白い。
そんなことを、しみじみと思いました

特に面白いと思ったのは、次の3作品です。
ダンボール箱を無理矢理預けて行く「箱おばさん」。
母が残した遺言は、突拍子もないものだった「母の遺言」。
夫の同窓会に潜り込み、新たに発見した夫の
本当の姿を描いた「カリソメ」。
角田光代さん。
他の本も是非読んでみたいと思います
