少し前に読んだ『食堂かたつむり』の作者である
小川糸さんの作品です。
- 週末に、図書館で借りてきたのですが
1日で一気読みしてしまいました。
ものすごくいい作品でした。
<あらすじ:「BOOK」データベースより>
夫が姿を消して傷心のまりあは
一人訪れた南の島で助産院長の鶴田亀子と出会い
予想外の妊娠を告げられる。
家族の愛を知らずに育った彼女は
新しい命を身ごもったことに戸惑うが
新しい命を身ごもったことに戸惑うが
助産院で働くベトナム人のパクチー嬢や産婆のエミリー、
旅人のサミーや妊婦の艶子さんなど、
島の個性豊かな仲間と美しい海に囲まれ
島の個性豊かな仲間と美しい海に囲まれ
少しずつ孤独だった過去と向き合うようになり―。
命の誕生と再生の物語。
命の誕生と再生の物語。
自分の殻に閉じこもって、心を閉ざしていた
主人公まりあが、個性的で魅力的な仲間と出会い
時間を一緒に過ごすことによって
少しずつ、自分の殻から出てくる姿が
優しく、あたたかく描かれています。
人が生まれてくるとは、どういうことか。
生きていくとは、どういうことか。
そんなことが、自然と心の中に浮かんできて
気が付いたら、泣きながら読んでました。
そして、この作品。
出てくる登場人物が
みんなとっても魅力的なんです!
こんな助産院が本当にあったら
私も行きたいな・・・ と本気で思いました。
『食堂かたつむり』の時もそうでしたが
自然の恵みを頂く=食べること、だということが
丁寧に描かれていることも、印象的です。
とにかく、素敵な素敵な本でした

図書館で借りてきた本ですが、この作品は
改めて買って、手元に置いておこうと思います。