デーモン閣下の邦楽維新Collaboration
『黒船外伝~山田耕筰歌劇「黒船」より~』
ちなみに、最初に話を聞いたときは
「なんじゃそりゃ?」でした

尺八、筝、三味線という日本の古典楽器と
ベース、ドラム、キーボードという洋楽器のコラボ。
山田耕筰さんが作られた「黒船」というオペラをベースに
朗読+歌、の劇に仕立てられており
デーモン閣下とAKANE LIVさんが
朗読&歌で話を進める、という
ライブ兼演劇といった感じの舞台でした。
言葉で言いあらわすのは、とても難しいのですが
ものすごく楽しくて面白い舞台で
3時間があっという間でした

筝や尺八の生の音って、多分
初めて聞いたと思うのですが
とても趣のある、いい音色で
心にしみわたってきました。
また、これらの和楽器と
ドラムやベースといった洋楽器が
全く違和感なく一つの音楽を作り上げており
すばらしかったです。
まさに Collaboration なひと時に、大満足でした。
そもそも私にとって、デーモン閣下は
聖飢魔IIのヘヴィメタイメージしかなく
正直なところ、苦手かなと思っていました。
が昨日のステージでは
・朗読の声が格好いい
・歌はめちゃめちゃうまい
・たまにおちゃめな素顔が垣間見れる
・本当に「楽しそうに」邦楽とコラボしてる
(もちろん洋楽メンバーも楽しそう)
といった感じで、デーモン閣下+コラボの魅力全開。
もちろん、見た目はいつも通りの ”悪魔” なのですが
悪魔であることを忘れるような、役者っぷりでした。
朗読劇ということで、登場人物も何人か出てくるのですが
落語のように、上手と下手に体を少し動かしながら
きっちりと演じ分けており、まさに、舞台上に何人もの人がいるよう。
AKANEさんの歌と目ヂカラも圧倒的でしたし
筝の演奏家の手の動きの早さは圧巻。
尺八の息遣いも素晴らしい。
ダンスも舞台に動きを与えてくれて、感情的な深みを与えてくれる。
と、舞台上で、見たい・聞きたいところが多すぎて
あっちこっちに目を泳がせる観劇となりました

もともと友人は、別の友人と行く予定だったのですが
都合が悪くなってしまった、ということで
私は、昨日はピンチヒッターでした。
最初に誘われたときは
「えっ? デーモン閣下・・・??」と
正直、ちょっと行くのをためらったのですが
日本の古典楽器とのコラボ、と聞いて、行くことにしました。
結果的に、行って本当によかったです!!
和楽器の魅力に触れることも出来ましたし
朗読劇・通常の舞台・音楽ライブ・ダンスステージという
4つのエンタメを一度に楽しめて、とても濃い時間でした。
1年に1度のペースでやっているようなので
またぜひ来年も見にいきたいと思います
