一番感動したのが、重松清さんの『流星ワゴン』です。
流星ワゴン (講談社文庫)/重松 清

¥730
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死んじゃってもいいかな、と思っている主人公。
仕事はリストラ寸前・妻からは離婚・子供は引きこもり。
地元で入院している父親を見舞に行った時に
貰える交通費の余りで何とか暮らしている有様。
その父親も癌でいつ死ぬかも分からない。
父親の見舞帰りに駅で酒を飲んで酔っ払っていると
ロータリーに1台の車が停まっている事に気が付く。
その車には5年前、偶然見た新聞の交通事故の記事で
死亡が報じられた橋本親子が乗っていた。
言われるがままにその車に乗り込む一雄。
そしてその車は一雄を、人生の分岐点へと向かう。。。
------------------------------Wikipediaより--------
人生って「分岐点」の積み重ねだと思うんですよね。
あのとき、こちらではなくあちらを選択していたら・・・
あのとき、こういう行動をとっていたら・・・
そんな「分岐点」を積みあげた結果として、今の自分の人生がある。
ターニングポイントとなる「あのとき」は
自分で気づいていることもあれば
そのポイントに気がついていないこともある。
今の記憶を持ったまま、その分岐ポイントに戻ったら
どうなるんだろう? 自分はどうするんだろう?
当時選んだ方(=今の現実につながる)を選ぶのか
それとも、当時とは違う選択をしようとするのか?
自分だったらどうするか・・・
どうしたいと思うのか・・・・
そんなことを何度も何度も考えながら読みました。
新幹線の中で読んでいたのですが
最後は、涙をこらえることが出来ず
泣きながら読み終えました。
だいぶ変な人ですね・・・

※小説の感想を書くのって難しいですね・・・
なかなか、思ってることが文章にしづらいです。
これは練習が必要だわ・・・(独り言です)
昔は、ひたすら小説ばかり読んでいた私だったのですが
2013年になってから、基本的に
小説は読まないようにしてました。
読みにくい本(ビジネス書・経済や政治の本)を
たくさん読むため、だったのですが
2014年は、もう少し自主規制をゆるめて

5冊に1冊ぐらいは、小説も読んでいきたいと思います。