『流星ワゴン』 感動の一冊でした。 | Spice to daily life in America

Spice to daily life in America

フルタイムで働くアラフォーワーママ。まさかの海外赴任が決まり、2023年4月からアメリカでのワーママ生活が始まりました。夫、息子たち(3歳と8歳)とのドタバタ4人暮らしです。

冬休みは、久しぶりに小説を数冊読みました。
一番感動したのが、重松清さんの『流星ワゴン』です。

流星ワゴン (講談社文庫)/重松 清

¥730
Amazon.co.jp

-------------------------------------------------
死んじゃってもいいかな、と思っている主人公。
仕事はリストラ寸前・妻からは離婚・子供は引きこもり。
地元で入院している父親を見舞に行った時に
貰える交通費の余りで何とか暮らしている有様。
その父親も癌でいつ死ぬかも分からない。
父親の見舞帰りに駅で酒を飲んで酔っ払っていると
ロータリーに1台の車が停まっている事に気が付く。
その車には5年前、偶然見た新聞の交通事故の記事で
死亡が報じられた橋本親子が乗っていた。
言われるがままにその車に乗り込む一雄。
そしてその車は一雄を、人生の分岐点へと向かう。。。
------------------------------Wikipediaより--------


人生って「分岐点」の積み重ねだと思うんですよね。

あのとき、こちらではなくあちらを選択していたら・・・
あのとき、こういう行動をとっていたら・・・
そんな「分岐点」を積みあげた結果として、今の自分の人生がある。

ターニングポイントとなる「あのとき」は
自分で気づいていることもあれば
そのポイントに気がついていないこともある。

今の記憶を持ったまま、その分岐ポイントに戻ったら
どうなるんだろう? 自分はどうするんだろう?

当時選んだ方(=今の現実につながる)を選ぶのか
それとも、当時とは違う選択をしようとするのか?
自分だったらどうするか・・・
どうしたいと思うのか・・・・

そんなことを何度も何度も考えながら読みました。

新幹線の中で読んでいたのですが
最後は、涙をこらえることが出来ず
泣きながら読み終えました。
だいぶ変な人ですね・・・あせる

 ※小説の感想を書くのって難しいですね・・・
  なかなか、思ってることが文章にしづらいです。
  これは練習が必要だわ・・・(独り言です)


昔は、ひたすら小説ばかり読んでいた私だったのですが
2013年になってから、基本的に
小説は読まないようにしてました。

読みにくい本(ビジネス書・経済や政治の本)を
たくさん読むため、だったのですが
2014年は、もう少し自主規制をゆるめてにゃ
5冊に1冊ぐらいは、小説も読んでいきたいと思います。