『判決前夜』堀江貴文 | Spice to daily life in America

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フルタイムで働くアラフォーワーママ。まさかの海外赴任が決まり、2023年4月からアメリカでのワーママ生活が始まりました。夫、息子たち(3歳と8歳)とのドタバタ4人暮らしです。

ちょっと前に、堀江貴文さんの『ゼロ』を読んで
(その時の記事はコチラから)
もっと堀江さんの本を読んでみたくなりました。

ということで手に取った本 『判決前夜』

判決前夜 ‐堀江貴文の日本バージョンアップ論/堀江 貴文

¥1,260
Amazon.co.jp

前書きの中で、次の通り述べられています。

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すべてを理解し、すべてを受け入れろと言っているわけではない。
僕の意見にすべて同意する必要もない。
そうではなく、議論の一環として
僕と議論しているつもりでこの本を読んでほしいのだ。
そして最後は、自分の頭で考えることだ。
そうやって自分自身の確固たる意見を持ちながら
これからの人生を歩んでほしいのだ。
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まさに、その通りの本でした。

書いてあることに、同意できる内容もありましたし
うーんそうかなぁ? と思う内容もありました。

この本で堀江さんは「議論のタネ」を示してくれているだけ。

そのタネを議論するためには
ちゃんと自分の頭で考える必要があるわけで
そうすることで、自分のこととして考えるようになる。
そうしてみんなが考えることで
よりよいアイディアが生まれてくる。

そんなことを思いました。

いろんな「タネ」がぎっしりつまった本でしたが
特に面白いなと思ったことを2つピックアップします。


①親の言うことは聞くな

 親の常識は20年前の常識なので
 たいてい間違っている
 親の言うことを聞かないのと
 親を大事にする・しないの議論は全く別物

これは非常に納得、でした。
そして私自身は、親を大事にする=親の言うことを聞く だと
ずっと勘違いし続けてきたような気がします。。

親が私を心配してかけてくれる言葉には
もちろん感謝はしますが、必ずしも従う必要はない。
感謝と服従は違う。
心に刻んでおこうと思います。

②無理して働く必要はない
 ベーシックインカムだけ国が保障する
 そうすれば、労働者は会社を選べる自由度が高まり
 起業する余地も大きくなる

これは、私にはちょっと・・・でした。
私のような、ぐーたら人間からすると
「ベーシックインカムもらえるんだったら
 毎日ぐーたらしてよう!」
と甘えてしまいそうなんんですが
そんな状況でも、働きたい人は働いてくれて
会社を作りたい人は起業してくれて
国としての生産性は上がるのかなぁ・・・?

と、生半可な知識しかなく
全く「議論」のレベルまでいく意見が出せず
もっと社会全般に対しての勉強が必要だなぁ、、、
と思いました。


納得したり、疑問に思ったり
反論したくなるけどうまく反論出来なかったり。。。
そんなことを繰り返しながら
「自分の頭で考える」練習になる
とてもいい本でした。