5月半ば過ぎに実家の父の33回忌を済ませた


最初は私一人でと考えていたが 33回忌法要のすぐ後に お仏壇のお性根抜きを頼んでいた


この仏壇を拝むのは最後になると思い直し 施設の母も迎えに行き 母と二人でお参りした


昨年の6月に母が施設に入所してからは ほぼ放置されていたお仏壇だった

跡を継ぐ者もなく 処分することにした
家も空き家バンクに登録する

父が三代目だった実家を
私が終わらせてしまう

何度も仏壇に謝った




お寺さんを呼ぶにあたり 前栽の木がかなり伸び放題になっていたので 葉刈りを2日かけて庭師の2人が綺麗にしてくれた

昔からの庭師のひとなので 今でも朝10時と午後3時には休憩のおやつを出さなくてはいけない

コレが少々面倒だったが もしかしたら最後の葉刈りになるかもと思うと 淋しくも感じられた





実家の家の中は 本当に これでもか〜〜と言うくらいにモノだらけだった

明治や大正の物まで沢山あり 手袋とマスクは必需品


 暇を見つけては1年間実家通いをしたので 八割方は片付けられたように思う

売れそうなものは売り 幾つもの業者に買い取りに来てもらい 後は捨てまくった

大きな物は車に乗らないので 電動のこぎりで半分に切ってからゴミ収集所に捨てに行く

火鉢や植木鉢の陶器類も袋に入り切らないと金槌で割ってから袋に入れたりした

商売をしていたので その関連のものも多く まだ使えそうな物は知人に声をかけて貰ってもらった

お仏壇の引き取りも仏壇屋さんに頼んだ

後は写真や書類関係が残っている


思い出の物も沢山あった
捨てるのが勿体ないものも沢山あった


一部家に持って帰ったが 今それらが 家の和室の半分くらいを占領している


実家の片付け 想像してたより遥かに大変だった

業者に依頼したら あっという間に片付くのかもしれないが 1年かけて私の手で一つ一つ確認しながら整理することで 少しは実家を処分することへの罪滅ぼしになったのかも

忘れていた昔のアレコレも思い出し 一人泣いたり笑ったり、、良い機会を頂けたと思うことにしよう