母のディサービスから電話があり 発熱したので迎えに来てほしいと
丁度昼までの勤務だったので 仕事終わりに帰宅せず そのまま母を迎えに行った
ディサービスでは37.8℃だった熱が自宅に帰ると38.3℃まで上がる
主治医に電話をするが 看護師から午後の診察時間に電話をしてくれとのことで午後診一番に電話を掛けて指定された時間に受診する
検査結果はコロナ
いや〜以前私がコロナになった時も移らなかったし ディサービスでめちゃくちゃ流行った時も感染しなかったのに 今頃?コロナ??
と言うことで 仕方ないので急遽仕事に休みを入れ 母を実家で看ることとなった
コロナになって3日目の朝 前日にカロナールを2回飲んでいたのにも拘らず熱が38℃以上だった
喉が痛くて食べられず 脱水になるからとお茶を一口飲んでもらったら酷くむせて息が出来なくなりヒーヒーと呼吸困難になる
誤嚥したのだ
焦った
背中を叩いたり 腹部を圧迫したりしていたら やっとゴホンと咳をしたので一安心した
酸素飽和濃度も昨日までは96%だったのが94%にまで下がっていた
主治医に連絡を入れる
まだ午前中で診察時間だったので対応してくれたけど これが夜間とかだったら本当に困っただろう
先生が手配して入院先を確保してくれたので 救急車で搬送された
救急車が来ると それまで歩くこともままならなかった母が押し車で救急車のあるところまで自分で歩いて行った
びっくりした
救急隊員の人も驚いていた
他人に弱々しい自分を見せたくなかったのだろう
前日もトイレまで間に合わず 尿失禁が多くなっていたので 生まれて初めてのリハビリパンツを履いて寝てもらっていた
92歳にして初めてのリハビリパンツ
抵抗なく履いてくれたので助かった
その時は入院するとは思っていなかったのだが 結果的にはリハビリパンツを履く良いタイミングだったのだ
入院先の先生に「年齢が年齢ですので 急変することもあり得るのですが 延命治療はどうされますか?」
と言われて「延命治療は望んでいません」と言った
ケアマネをしていた時に よく家族さんに同じ事を尋ねていた
いざ 自分が尋ねられると 「延命治療は望んでいません」とは言ったものの 複雑な気持ちになった
望んではないけど 生きてほしい、、そんな気持ち
簡単に聞いていたけど 家族さんは複雑な気持ちだったのだと 自分が聞かれてみて初めて感じた
コロナ病棟なので面会も出来ず 着替えだけ届けて病院をあとにした
お昼ご飯も食べてなかったのでコメダコーヒーに寄り軽食を注文した
待っている間 母が入院したとラインで伝えていた長男から電話が掛かってきた
長男の声を聞いた途端 張り詰めたいたものがプツンと切れて涙が溢れ出てきた
病院の医師から 急変時のことや延命治療のことを話され もしかしたらもう戻ってこれないのかも と落ち込んでいたのだ
もしも、、
と考えたら
母は入院なんてしたく無かったのかもしれない
何故私はもっと母に優しい言葉をかけてあげられなかったのか?
本当にこれでよかったのか?
という思いに駆られて 涙が止まらなかった
長男から「お母さんは おばちゃんの事をよくやってあげてる」と言われ 落ち着いた
コロナ患者の老人を家でひとりで看るのは実に大変で まず 自分が感染しないように防護服を用意した
今まで出来ていたことが 高熱で殆ど出来なくなり
失禁したり 立ち上がりも不安で 食卓までも来られず 枕元に食事を届けたりした
私もかなり疲れていたのだ
感情がたかぶっていたのだ
あれから2日経つが病院からは何も知らせがない
と言うことは 無事に過ごせているのだろう
看護師さんたちも忙しくされていたので 電話を掛けて様子を聞くのも憚れる
明日 洗濯物を取りに行った時に聞いてこよう
母の事だから また復活してくれると信じたい
今 母が退院するまでに実家のゴミをなんとかしようと頑張っている
賞味期限切れの缶詰や瓶詰めの中身を出して分別する作業もなかなか大変
テーブルの上もゴチャゴチャだったので これまた賞味期限切れの食品を処分して スッキリ
テーブルクロスも新品にした
お母ちゃん きれいになって喜ぶかな?
イヤイヤ 元のテーブルの上の事なんか 覚えてるわけないやんな!