友達が予約してくれたイタリアンのお店でディナーを頂いた。
夫婦で切り盛りしていて、接客の上手い笑顔が素敵な奥さんと、チョット人見知りそうなところがカワイイ厨房のご主人とのアットホームなお店だった。
コース料理もどれも美味しかったー!
昔、3級の整備士免許を取るために講習を受けた時に、たまたま一緒になったのだ。
若い男の子達に混じって、当時40半ばのオバサン2人がよくやったもんだ。
もう、20年以上前のこととなるのだな。
私は主人を亡くし、自動車屋からは手を引いたが、彼女は今でも現役バリバリにクルマ屋の女将さんとして、経営者として、頑張っている。
かつては私の方があ〜だ、こ〜だと偉そうなことをぶっこいでたのに、今や彼女の方が一枚も二枚も上を行っている。
以前は彼女の悩みをよく聞いていたのに、最近は私の困ったこと、悩み事を彼女に聞いてもらっている。
真剣に聞いてくれることで、どれだけ助かっていることか。
頼もしい。
誇らしくさえ思える。
結局、私には整備士免許なんて何の役にも立たずに終わったけども、唯一彼女と友達になれたのは本当にラッキーだった。
あれから20年以上ずっと、こんな私のことを気にかけてくれる。
私からすれば稀有な存在だ。
一生付き合いたい数少ない友達の一人となっている。



