何年振りかも言えないくらい久々に大阪へ行った。


新聞広告で富士登山のツアーがあり、一生に一度はご来光を拝みたいと思っていた私はその説明会を迷いもなく予約していた。


それが今日で、大阪駅前のビル30階での説明会。


開催時間に間に合う電車に乗ったのだけど、途中踏切で無謀横断があったらしく大阪駅到着が10分ほど遅れてしまった。


出口も調べてはいたが、御堂筋南を探したが分からず、御堂筋北口に出てしまった。


出たのは良いが、説明会場までどう行けば良いのかわからない。

予定時間も過ぎて少し焦ってもいた。


人、人、人でスマホのマップアプリも開ける余裕が無くなっていたし、多分普段使ってないのでマップアプリの道案内も上手く使えない筈。


こういう時は人に聞くのが一番だ。


出たところの道路の前を歩いて来た若いカップルに声を掛けてみた。


すると、


その若い男の子が非常に親切な人で、「僕もわからないから一緒に探しましょう!」と涙が出そうな事を言ってくれた。


スマホのマップで探しながら私と一緒に歩いてくれた。側にいた(多分)彼女も、少し不機嫌そうにも見えたが、彼と一緒に歩いてくれた。


そして、

目的地のビルがようやくわかり、そのエレベーター乗り場まで付き合ってくれたのだ。


まったく彼らの行き先でもないのに、こんな訳のわからんオバサンの頼みを嫌な顔ひとつせずに聞いてくれた。


思わず千円を彼女の鞄に押し込んで「これでコーヒーでも飲んでね」と渡そうとしたが、二人して受け取ろうとはしない。

こういう時は意地が出て、何が何でも渡そうとするのが私。


結局、向こうが根負けしてもらってくれた。




説明会場はすごい人で、遅れてきた私だけの席が残っていた。


一生に一度はご来光を、、、皆思うところは同じかもしれない。


この説明会で富士山の魅力を沢山知れてよかった。


富士登山、是非参加したいと思ったが、伊吹山に登ったのがもう7、8年前で、それからコロナになった最近では足を動かすことすら少なくなった。


もう少し鍛えておかないと、後々大変なことになりそうだわとも思う。


富士登山は保留としても、今日出会ったお兄ちゃんには感動したわ。

ありがとう、感謝!


彼はうちの息子達より大分若そうだったけど、息子達が、もし道で困った人がいたら自分のできる範囲で親切にしてあげてほしい。


私、スマホ持ってても使いこなせないのよね。


自分のダメさよりも思いもかけない親切で、ホカホカの気持ちで帰ってきた。


帰りはスムーズにJR乗り場に行けた。


行く時に、きちんと御堂筋南口から出てさえいれば、目的のビルは目の前だったことも判明した。


あ〜〜、情けなや~。