「北の国から」は私がまだ大学生の頃、リアルタイムで毎週楽しみに見ていたドラマだった。

さだまさしのテーマ曲が流れ、北海道の大自然の景色から気持ちが入っていく。
純も蛍も幼い。
蛍なんてまだ幼児体型で、お腹がプクッとしていてあどけない可愛さを感じていた。
先日、田中邦衛さんの訃報を知り、テレビで追悼番組を見ていたら、急に第一話から見たくなった。
昔、二十年間追っかけていた、北の国から。
多分全話見ていたと思う。
いつか、年を取り仕事も辞めて暇になったら、絶対に第一話からゆっくり見直したいと思っていた。
You Tubeを検索したらあった。
まだ仕事は続けているが、一人暮らしで時間は自由に使える。
今日は日曜日で何も予定はない。
朝から「北の国から」の一日となる。
キャスト機能を使うことで、スマホからテレビの大画面で見ることもできる。
オマケにYou Tubeプレミアムとかの無料トライアルに入っていたので、You Tube特有の広告も無しで見られる。
なんともありがたい時代だと思う。
反面、ひとつ間違うとテンヤワンヤになり、困ってしまうことも多々あるのたが、、、
ま、今日は最新のWi−Fi機能を満喫できた一日となった。
念願の第一話から見ていく。
朝から見て少し飛ばして17話まで見ていたら、もう夕方になっていた。
それ位熱中してしまった。
17話で、蛍が母親が乗った電車に向って追いかけて走るシーン。
いしだあゆみが車窓を開けて、なりふり構わず手を振り、中嶋朋子が泣きながら走るシーン。
40年近く経った今でもよく覚えている。
泣けて泣けて。
先日の追悼番組で、泥だらけの一万円札を見た時も涙が溢れた。
もうこんなドラマは作れないだろうな。
北海道の大自然も素晴らしい。
テーマ曲も素晴らしい。
そして、何より配役が素晴らしすぎる。
同じ役者が二十年間同じ役を続けたというのは奇跡に近いのではないか。
偉そうなことを言うと思われるけども、、、
私も含めて、今の時代は甘え過ぎているのではないかと思う。
いつも何かのせいにして自分で解決しないで逃げているようにも思える。
痛みをたくさん持った人は人の痛みもたくさんわかるはず。
悲しみを知っている人は人の悲しみもわかるはず。
一生懸命に生きる。
とにかく一生懸命に生きること。
黒板五郎さん、ありがとう。