時々思うことは、私の人生の約半分は二人の息子のために頑張ってきたなぁと、いうこと。

二人の子供が生まれてきてからは彼等がずっと、いちばんの私の宝物だった。

現在、一人は近くに住んでいて既に二人の子供のパパである。

もう一人は他府県に暮らしており、たまにしか帰ってこない。

今私は、ひとりで気ままに暮らしている。

次男も結婚すれば、今以上に会う回数も減るだろう。

私の宝物たちは、私が願ってきたように、それぞれ自立を果たしたのだ。

やっと手に入れた安堵と引き換えに、もう私が出る幕が無くなっていくという一抹の淋しさ。

きっと義母も同じ思いだったのだろうなぁと最近になると思える。

結婚した当初は、同居していた義母が嫌でたまらなかった。


でも、今なら当時の彼女の気持ちが何となくだけど理解できる。

この年にならないと分からないこともある。

嫁の気持ち、母の気持ち、祖母の気持ち、、、

それぞれ、自分がその年になってみないと、本当の思いはわからないもんなんだ。