こんなところに日本人…という番組が好きだ。

その番組の中で、南米のパラグアイの小さな村に住む83才のおじいさんが言った言葉が心に残った。

日本を離れて60年だと言う。

未開拓の土地を一から開拓し、強盗に入られて銃を突きつけられるような怖い経験を何度もし、それでも頑張り、現在東京ドーム140個分の大農場を持つお金持ちになっておられた。

彼が発したのは、高杉晋作の辞世の句。


「おもしろきこともなき世を おもしろくすみなすものは心なりけり」


人生が面白くなるのも、つまらなくなるのも全ては心の持ち方次第、ということなのだろうか。

なるほどなぁ。

83才のおじいさんが豪快に笑っているのを見て、私もこんな風に年を重ねられたらと思う。