今日はポカポカ陽気の1日。

暑さ寒さも彼岸まで…そんな事を思いながら、母と彦根城の梅林を見に行ってきた。
ほぼ満開の紅白の梅の花はなんとも可憐で美しい。

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ほんのり梅の薫りに包まれて、飽きることなく眺めていた。

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300メートル位かな?梅林の道を歩いた。
歩いているのは母。
杖もつかずに歩けることに、勲章をあげたいくらいだ。

お堀も合鴨や白鳥がゆったりと泳いでいた。

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桜はまだ硬い蕾で、開花まではもう少し時間が掛かりそうだ。

満開は4月初旬かなと話しながら母と大手門橋を歩いていたら、職場でいつもお世話になっている病院の女医さんに出会った。
彼女もまたお母様と一緒に梅林を見にいらしたようだった。

いつも穏やかで、笑顔を絶やさない人だ。

医師であるのに言葉は控え目で、決して偉そぶらない。

身なりも地味で、化粧っけもなく、シンプル イズ ベストを地で行くような先生。

いつか職場で看とりをした時、長い時間私達と一緒に待ち、様々な手続きを済ませて、お亡くなりになった利用者さんを家人が呼んだ葬儀屋さんがストレッチャーで運び出されるまでの見送りをしてくださった先生だ。
お亡くなりになり、運ばれるまで、いつも数時間は掛かる。
その長い時間をじっと待っていてくださった。

そんな先生が、やはり地味な服装で、化粧っけもなく、でも、穏やかに、お母様と歩いているのを見ただけで、なんとも嬉しい気持ちになった。

思わず駆け寄り挨拶をした。

「あ~、こんにちは。」といつもの笑顔で返して下さった。

幾つか言葉を交わして別れたが、とても気持ちが良かった。

出会えたことで気持ちがフワッと嬉しくなれた。

清楚で桜の花程目立たない、梅の花のような先生だわと思いながら帰った。