今朝の新聞の一面に「死別の悲しみ・ガン対策 遺族のケアも」という見出しの記事があった。
死別は配偶者をガン等の病で亡くした人、自死した人の遺族、子供に先立たれた人、犯罪や事故で家族を失った人、など様々だ。
私も、極身近でこういった経験をしてきた人(自分のことも含めて…)をみてきた気がする。
私が主人を亡くした時は、亡くなるまで私は、気丈に常に後悔が無いようにと張詰めていた。
冷たくなった体が灰になり骨だけが残ったのを見て、どう、表現したらいいのか分からないくらい尋常ではない悲しみが私を襲ってきた。
それまで張詰めていた糸がプツン、プツンと切れていくのがわかった。
それからの数日は、子供のこと以外では何もせず、ずっとお仏壇のお骨の前でボロボロと涙を流していた。
底に沈んで這い上がれなくなるかもしれない…
このまま家に居てはいけないと、本能で覚り、仕事に行くことにした。
私の場合は、約半年くらいで見かけ上は普通の生活に戻っていた。
それは仕事に早めに復帰したこと、二人の学生の子供には決して泣いているところを見せたくないと頑張ってきたことに所以するのかもしれない。
でも、それからが長かった。
様々な葛藤もあったし、亡くなって1、2年は殆ど毎日陰で泣いていた。
今年で丸10年目を迎える。
今も寂しい気持ちはあるけども、主人のお陰で、2人の息子がいる。
主人のお陰で、今の私がいる。
感謝しかない。
同じ経験をしてきた人との交流は、慰めでもない、同情でもない、憐れみでもない、
ただ、同じ体験をしたというだけで、自分の苦しかったこと、泣けてくることを受け止めてもらえる、という安心感があった。
人間はいつか死ぬ。
しかし、後に残された者の殆どが遺族として心のケアも受けず、ただ時間を過ぎるのをじっと我慢するだけ…
置き去りにされてしまった気がする。
医療が発達し、病院であっけなく亡くなって、はい、そこまで…ではないんだ。
そのあとの遺族のグリーフケア、スピリチュアルケアの充実を切に願う。
死別は配偶者をガン等の病で亡くした人、自死した人の遺族、子供に先立たれた人、犯罪や事故で家族を失った人、など様々だ。
私も、極身近でこういった経験をしてきた人(自分のことも含めて…)をみてきた気がする。
私が主人を亡くした時は、亡くなるまで私は、気丈に常に後悔が無いようにと張詰めていた。
冷たくなった体が灰になり骨だけが残ったのを見て、どう、表現したらいいのか分からないくらい尋常ではない悲しみが私を襲ってきた。
それまで張詰めていた糸がプツン、プツンと切れていくのがわかった。
それからの数日は、子供のこと以外では何もせず、ずっとお仏壇のお骨の前でボロボロと涙を流していた。
底に沈んで這い上がれなくなるかもしれない…
このまま家に居てはいけないと、本能で覚り、仕事に行くことにした。
私の場合は、約半年くらいで見かけ上は普通の生活に戻っていた。
それは仕事に早めに復帰したこと、二人の学生の子供には決して泣いているところを見せたくないと頑張ってきたことに所以するのかもしれない。
でも、それからが長かった。
様々な葛藤もあったし、亡くなって1、2年は殆ど毎日陰で泣いていた。
今年で丸10年目を迎える。
今も寂しい気持ちはあるけども、主人のお陰で、2人の息子がいる。
主人のお陰で、今の私がいる。
感謝しかない。
同じ経験をしてきた人との交流は、慰めでもない、同情でもない、憐れみでもない、
ただ、同じ体験をしたというだけで、自分の苦しかったこと、泣けてくることを受け止めてもらえる、という安心感があった。
人間はいつか死ぬ。
しかし、後に残された者の殆どが遺族として心のケアも受けず、ただ時間を過ぎるのをじっと我慢するだけ…
置き去りにされてしまった気がする。
医療が発達し、病院であっけなく亡くなって、はい、そこまで…ではないんだ。
そのあとの遺族のグリーフケア、スピリチュアルケアの充実を切に願う。