2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3205ページ
ナイス数:52ナイス

ユリゴコロユリゴコロ感想
手記の内容がかなりグロテスクで怖かった。母は幼い頃に入れ替わったかもしれないと疑いを抱いた主人公がその手記の謎を追っていく。許されない一面がありながら家族のカタチが見えてくる。
読了日:8月2日 著者:沼田まほかる
誰もいない誰もいない感想
二人の女性の不倫の話。もうひとつの家に帰る彼をきょうも見送る杏子と病身の妻を持つ彼の訪れを、ひたすら待つみずき。彼女たちは男の嘘を許しながら、自らも秘密を重ねていく。
読了日:8月8日 著者:小手鞠るい
赤い指赤い指感想
罪を隠そうとする家族と、それを暴こうとする警察の話。加賀恭一シリーズ。登場人物の焦りなど心理描写が巧みに書かれていてあっという間に引き込まれる。作者の現代社会へのメッセージも感じられた作品。
読了日:8月9日 著者:東野圭吾
アントキノイノチアントキノイノチ感想
遺品整理業という仕事が存在すること、なぜ必要な時代になってしまったのか深く考えさせられる。松井の存在が読んでいて腹立たしかった。こういう人の刷り込みって深い意識の中であるだろうし、見極められる人になりたい。若者の心の再生の物語でもある。
読了日:8月13日 著者:さだまさし
寿フォーエバー寿フォーエバー感想
ブライダルのお仕事小説。大先輩が急に辞めてしまったため、超ビックな結婚式を一人で担当することに。そんなある日、近所に強力なライバル店出現。担当カップルにも破局の危機が。仕事の楽しさを思い出し、カニ平さんに会ってみたくなる。この作者の他の作品も読んでみたい。
読了日:8月14日 著者:山本幸久
ふたりふたり感想
お互いを想い合うことの大切さ。透とひかる。懐かしい気持ちにもなり、最後に切なくなった。ふたりぼっち。物語で流れるジャズが聴こえてきそうな物語。
読了日:8月17日 著者:小手鞠るい
解夏(げげ)解夏(げげ)感想
4つの短編集。中でも最初のベーチェット病の話が心に残る。主人公の失明による苦悩が、失明によって救われる解夏なのだと。長崎の街並みも細かく描かれていた。
読了日:8月27日 著者:さだまさし
言えないコトバ (集英社文庫)言えないコトバ (集英社文庫)感想
同じ水という言葉でも場所によって、おひやであったりチェイサーであったりする。言葉って面白い。益田さんの感覚に共感できるところが沢山あってファンになってしまった。他の作品も読んでみることにした!
読了日:8月28日 著者:益田ミリ
ふつうな私のゆるゆる作家生活 (文春文庫 ま 23-2)ふつうな私のゆるゆる作家生活 (文春文庫 ま 23-2)感想
探している何かに出会うために、そういう気持ちをいつまでも持ち続けると世界は広がり続けるだろうなとふと思う。ハッとさせられる言葉も多々。面白かった。
読了日:8月30日 著者:益田ミリ
おとな小学生 (一般書)おとな小学生 (一般書)感想
作者が幼い頃に読んだ絵本とエピソード。文章を書く人の記憶ってとてもすごいと思う。読んだことがある絵本もいくつか会って懐かしかった。
読了日:8月30日 著者:益田ミリ
どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 (幻冬舎文庫)どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 (幻冬舎文庫)感想
うわー、こんな人いるわーって共感。モヤモヤも手に取るように分かる。あっという間に読めてしまった。
読了日:8月30日 著者:益田ミリ
銀座缶詰 (幻冬舎文庫)銀座缶詰 (幻冬舎文庫)感想
大切にしてもらった成分、が1番好き。きっと親や周りから大切に育ててもらったんだろうなーと感じた。日々何となく何かを思うことって大事だと実感。簡単なようで難しい。
読了日:8月31日 著者:益田ミリ
ピンク・レディー世代の女のコたちへピンク・レディー世代の女のコたちへ感想
作者はだいぶ年上だけど、分かるー!と共感できたエピソードは多数。人のダークなところをさらっと書けてるのがすごいし、なぜか読んだ後スッキリなのが驚き。
読了日:8月31日 著者:益田ミリ

読書メーター