2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3070ページ
ナイス数:97ナイス

小さいおうち (文春文庫)小さいおうち (文春文庫)感想
戦前のある中産階級家庭で
住み込みの女中として働いていたタキという老女の回想という形ですすんでいく物語。主人公のひたむきさが心地よく、秘められた恋の話だが鮮やかなどんでん返しのあるストーリーだと思った。
読了日:5月1日 著者:中島京子
告白告白感想
先が気になって一気に読了。娘を殺された森口先生から始まり複数の人物の視点で物語が進んでいく。家庭環境の違いや中心人物の動き、クラスメイトの動向など中学生の子供の精神面がリアルに描かれていると思った。人間は誤解しあって生きている。
読了日:5月1日 著者:湊かなえ
私のスフレ私のスフレ感想
林さんの学生時代のエッセイ。その時の感情や思いをオープンに書いてあって性格悪いなって思う人もいるかもだけど、共感。女の子はこんなものだ。学生時代の作文の上手さにびっくりした。
読了日:5月4日 著者:林真理子
「話す力」が面白いほどつく本―効果は“スグに”現れます! (知的生きかた文庫)「話す力」が面白いほどつく本―効果は“スグに”現れます! (知的生きかた文庫)感想
目新しい事項はなかったが、図解があり分かりやすかった。普段の自分の敬語や尊敬語は正しく使えているのだろうか。言葉使いは心遣い。
読了日:5月4日 著者:櫻井弘
天地明察(上) (角川文庫)天地明察(上) (角川文庫)感想
改暦の実行者として選ばれたのは碁打ちの名門に生まれた渋川春海。数学は苦手だけど楽しく読めた。登場人物たちの謙虚で素直な、学ぼうとする姿勢には本当に頭が下がった。
読了日:5月16日 著者:冲方丁
サヨナライツカ (幻冬舎文庫)サヨナライツカ (幻冬舎文庫)感想
本、映画共に大好きな作品。いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない 孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい 愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある どんなに愛されても幸福を信じてはならない どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない 愛なんか季節のようなもの ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの 愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ サヨナライツカ 永遠の幸福なんてないように 永遠の不幸もない いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
読了日:5月16日 著者:辻仁成
泣かない女はいない泣かない女はいない感想
30歳ぐらいの女性が主人公の二つの短編集。一見ありそうな話であり、感情のピークやクライマックスなどはないが感情の変化や心情が自分だったらと考えると似ている所があった。淡々と進んでいくのが逆に心地よく感じて最後まで読了。
読了日:5月21日 著者:長嶋有
お金が貯まる人が捨てた37のことお金が貯まる人が捨てた37のこと感想
投資と消費と浪費のバランス。でも、だって、どうせ、の言い方は捨てる。やればできるかもしれない、あそこにできてウチにできないわけがない、なんとかなるでしょ、言葉一つで意識を変える。お金で幸せは買えないかもしれないけど、お金があれば食い止められる不幸は沢山ある。
読了日:5月22日 著者:田口智隆
天地明察(下) (角川文庫)天地明察(下) (角川文庫)感想
壮大なテーマと恋もあり。。。教科書に何気無く書かれている史実の裏に、大きな挫折もあったのだということに感銘を受けた。
読了日:5月28日 著者:冲方丁
夢をかなえる口ぐせの心理学夢をかなえる口ぐせの心理学感想
口ぐせには、その人の人生が表れる。日頃から気をつけてはいるけれどもう少し意識を持とうと思えた。言霊ってやっぱりあると思うな。
読了日:5月29日 著者:佐藤富雄
スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?感想
スターバックス内部で受け継がれているルールを紹介。ここまでのブランドになるまでのピンチや危機、工夫など経営の事がもっと書かれているかと思って手に取ったので少し期待外れではあったが、自分たちの組織に対しての誇りを持っていないと前には進めないなと勉強になった。
読了日:5月29日 著者:ジョン・ムーア
あなたへの日々 (集英社文庫)あなたへの日々 (集英社文庫)感想
いくら好きで尽くしても誠意を返してくれない相手、1番じゃない位置に自分がいるとしたら、気持ちを遊びに切り替えるしかないのか。自分を守るためには本気を出さないふりをするしかないのかなー。芸術家との恋は未知の世界だけど刺激的だと思う。
読了日:5月31日 著者:唯川恵

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