さて、スコープで頭皮の状態をカルテに飛ばし、先生の診断の話が始まりました。
結論は…
後頭部は脱毛しているが、毛根からしっかりした毛が生えているから大丈夫。
髪の量が少ないからと心配する必要は無し。
頭頂部は…
毛根から生えてる毛がピヨピヨ。
いわゆる男性の薄毛と同じ状態。
男性バージョンと女性バージョンの薄毛が混ざってる。
頭皮に炎症あり(ストレス性)
更年期が早くやってきている(普通は49歳くらいから)
はい、もうこれ落ち込みますよ〜
そこで先生に質問しました。
私
先生、先生は男性なのに全然ハゲてないじゃないですか?
先生
僕は見本にならなきゃいけないから、そりゃあ色々飲んだり…アハハ
そりゃあそうですよね~
お手本の先生はとにかく頭皮に気を付けて生活しているはずです。
ということはまだまだ望みはある!?
先生
処方内容を変えるから、その効果を見てみましょう。育毛剤も追加しますよ。
それから、次回生理が来たら、3日目から7日目の間に産婦人科でホルモンの検査をしてみてください。もしそこの医師がピルを飲め と言ったら、ピルを飲んで。
私
え?ピル?ピルはちょっと抵抗があります…
先生
じゃあ飲まないでも大丈夫。まずは検査をして。
私
分かりました…
先生 (ニコニコしながら)
ルビ、診察料は本当は55000ウォンだけど、ルビだから無料だよ〜
本当は55000ウォンだけど〜 ルビだから無料だよ〜
本当は55000ウォンだけど〜 ルビだから無料だよ〜
ルビだから製品もいつも20%割引だよ〜
先生しつこい

さて、先生はなぜこんなに繰り返し言うのでしょう?
それは…
この写真
こんな写真が立派な額に入っていて、
患者の目に1番最初に行く場所に飾られていましたよ〜
これ、私ですから!
13年前くらいの私ですね〜
多発性円形脱毛症になった時、初めてこのイムンウォン韓医院にお世話になったのですよ。
久しぶりに見て、我ながらショッキングでした…
こんなにハゲてたっけ…

しかもハゲていたのはここだけではなく、後頭部も絶好調にハゲてましたね。千円札ぐらいのね。
日本では順天堂大学病院の脱毛専門外来まで通っていたのにも関わらず、全然治らず頭皮はボロボロに酷くなる一方で、最後の頼みの綱的な感じで、韓国に飛んだのです。
今見ても…自分が可哀想になります

ちなみにそれですっかり良くなったんですよ〜
艶々の髪の毛が生えてきましたよ。

で、先生も私の治療経過を使いたいということで、オッケーをしました。
ある意味、一役買ってるので、常に安くしてくれるのです。
自分が見ても、バーンと使いたい症例ですわ…
しかし先生がとても優しい方なのです。
当時は、ハゲ散らかした日本人女性が泣きながら来院して、治療のために何ヶ月かひとりで滞在している私があまりにも不憫だったのでしょう…
治療がない日でもご飯に誘ってくれたり、そこで働いている人たちも色々誘ってくれて、私の韓国の生活を支えてくれたのです。
この時の経験が私の心を動かし、旅行業界で働いていましたが、医療業界に転職をしたのです。
今では医者と患者の関係だけでなく、人間同士の優しいお付き合いをしております
(男女関係ではありませぬ)

だからと言って、宣伝のブログではなく、
何だか色々と思い出してしまいました〜
長くなりましたが、診察を終え、カカオTを使ってタクシーを呼び、光化門(クァンファムン)にあるホテルに向かいました〜
今回は無事乗れました!