この
縦になが〜〜い身体を
二つ折りにして
花束を受け取るぶうにゃん。


ちょびっとでも
触れたい!の思いが
女性の指先に
つまってる。


辛うじて
ぶうにゃんの
中指の
第一関節に触れている。



舞台の際には
順番を待つ
女の子が並んでいる。



若さって
勢いがある。

今だ!
と思ったら
迷わず近くに行く。



そもそも私なんぞ
反射神経が欠落しているし
神々しいピアニストのお傍に
ニンマリ笑っていくような
若さも気力も美貌もない。



だから
もしもこんなチャンスがあっても
座席から立ち上がることは
できないだろう。
ただ、安全に…と
願いながら
見つめているのだろうなあ。



今ぶうにゃんは
厚底のリハビリシューズを
履いている。



我が田舎町の公演では
拍手だけが
会場に溢れていた。

さあ、他の会場は
どうだろう。


ぶうにゃんが
安全にファンの気持ちを
受け取れる妙案が見つかり
実現できますように。



せめて
ぶうにゃんの近くで
サインを頂き
握手をしていただけた方々を
あまり羨まないように
今から
自分に
言い聞かせよう。


三年半前
一番近くなくていい
一番早くなくていい
一番多くなくていい

そう誓ったあの日を
忘れずにいよう。


ぶうにゃん
又こうして
直接お花を頂けると
いいね。