一般的には

チューニングの和訳が

調律であると聞いた。

 

 

 

でも

チューニングはチューニングで

調律は調律だと

思っている。

 

 

毎度お馴染みの

そんな気がするだけ

なのかもしれないけど

ぶうにゃんのピアノを

一定の基準までもってくる

あの仕草には

調律という言葉の方が

よく似合う。

 

 

ぶうにゃんが

ピアノの中を覗き込み

手にハンマーを持つ写真を

見たことがある。

 

 

 

あぁ

音楽院では

弾く技術だけでなく

絶対音感や

構造もキチンと

叩き込まれたに

違いない。

 

 

運転免許証を取得する時

法令はそこそこ取れたのに

構造は全く解らなかった。

 

 

今もエンジンとバッテリー

ウィンドウォッシャー液

くらいは解るけど

今どきの精密機械を積んだ

エンジンルームは

なかなか開くことがない。

 

 

ぶうにゃん

そういえば

若い頃は音楽機器に

大きな関心を寄せていらした。

 

 

当然構造を調べ

原因と経過と結果は

きちんと把握していらっしゃった

…と思われる。

 

 

大体あのアルファベットや

カタカナ文字は

私から戦意を根こそぎ奪ってゆく。

 

 

取説を開いたとたん

ゴメンナサイと閉じたくなる。

 

 

チューニングも調律も

正しい音を奏でるように

お道具と人間の音感で

調節してゆく。

 

 

 

同じであるとは思うけれど

なんだか調律の方が

一つの音を出すための

器官がいくつもあるらしいので

一層プロフェッショナルに

思えるのは

贔屓の引き倒しだろうか。

 

 

 

ピアノ

 

やっぱりぶうにゃんが言う通り

魔法の箱だなあ。